TIME誌で知る世界の時事ニュース
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二つの世界の狭間で―アジア系アメリカ人の若者達
【アジア系アメリカ人の若者達】

アジア系アメリカ人の若者達ってどう生きているんでしょうか?

20060501TIMECover

5月1日号のタイム誌のカバーストーリー二つの世界の狭間で」"Between Two Worlds"に、米国のアジア移民の子供達が苦悩しながら自分達のアイデンティティをどう確立しているか特集されています。

タイム誌に登場するのは20代?30代の第二世代のアジア系アメリカ人6人。韓国系1人、インド系2人、台湾系1人、フィリピン系1人、バングラデシュ系1人。彼らは米国に生活のために移民してきた第一世代とは違い、高い学齢や技能を持ち、自ら新しい世界を切り開いていっている新世代のアメリカ人です。

"They had to create themselves." In doing so, they have updated the old immigrant story and forged a new Asian-American identity, not wholly recognizable in any of their parents' native lands but, in its hybrid nature, vibrantly American.

【アジア移民の転機と今】

アメリカでアジア系移民が増えるきっかけとなったのは1965年の移民・国籍法(the Immigration and Nationality Act)にジョンソン大統領が署名したときです。その年に公民権法(the Civil Rights Act)が施行され、移民法にあった差別的な要素が取り除かれたのです。

その結果、各国の移民枠は大幅に増加、アジアについては1カ国100人から一気に20,000人まで増えました。

1980年までにインド人は19万人、韓国人医師13000人、フィリピン人は4倍の50万人に増えました。ただ、アジア系移民がそれ以前のユダヤ系、アイルランド系、イタリア系移民と決定的に違うのはその身体的特徴から社会への融合が著しく困難だったけれども、高学歴・高技能の持ち主が多く中流階級への浸透が早かったことです。
そして今その第一世代の子供達が20代?40代となり、アメリカ社会とアジアのルーツの狭間で第一世代以上の艱難辛苦を味わい、新たな道を模索しているのです。その経験を6人の若者が赤裸々に語っています。

【新世代の新たな自己形成】

彼らは大なり小なり高校時代までは、アジア人故のイジメに遭ったり、差別を受けたりして悩んだことがあると語っています。白人から見れば黄色人種は「永遠のよそ者」("forever foreigners")なのです。

子どもにとって友達からのけ者にされるのはもっとも辛いことだし、そうならないように「同化」することが当たり前になる、すなわち自分の母国語や習慣を忌み嫌ったりすることにつながっていきます。

For kids―who by nature desperately want to belong―the feeling of alienation can be so painful that they will do almost anything to make it go away, to fit in.

でも、大学に入ってからはアジア系アメリカ人がキャンパスに1割近くいるところもあって、アジア人としてのアイデンティティの大切さに気付き、今は自分の祖国の言葉や文化を大切にしてアメリカ社会での新たな自己形成や社会貢献につなげている。
第一世代がパイオニアであったように、第二世代の若者達もパイオニアとしてしっかりとアメリカ社会に根を張りつつあることを知って勇気づけられました。

≪記事を読んで≫

僕も以前ワシントンDCに2年間住んでいたとき、沢山の素晴らしいアジア系アメリカ人に出会いました。賃借していた家のオーナーは韓国系アメリカ人でご主人は大学教授、奥さんはデリカと住宅賃貸を取り仕切る経営者、子どもさんは確かハーバードとスタンフォードに行ってました。不動産屋さんの奥さんは日本人でしたが、だんなさんは台湾系アメリカ人でした。みんなアメリカで成功し、それなりに財をなしています。

当時のワシントンDCにも多くのアジア人がいました。タクシーは韓国系が多く、ポトマック川の西側にはベトナム人街がありました。ホーチミン陥落後の移民者達でしょう。

アジア人は総じて勤勉で真面目です。自由と犯罪の国アメリカで大勢のアジア系アメリカ人の若者が自らのアイデンティティを賭けて、新しい社会を築いていけば少しはアメリカもましになっていくのではと淡い期待を抱きました。
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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

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