TIME誌で知る世界の時事ニュース
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深刻化するアジアの環境破壊
【いつか見た光景】

061009TIMECover

これはいつか見た光景ではないか?10月9日号のタイム誌アジアの環境に関する一連の特別レポートに掲載された写真を見て思わず絶句した。

※タイム誌特別レポート「アジアの環境」"Asia's Environment"

マスクを巻いて自転車に乗る人々、ゴミだらけの川、工場の煙突から立ち上る噴煙・・・・60年代から70年代に公害という名で日本列島を覆った光景だ。

80年代でさえ首都東京にも光化学スモッグ警報が煩雑に発令され、慌てて窓を閉めていたことを思い出す。

【広がる環境破壊

ここ数十年、アジアは急速な経済発展を遂げたものの、それによって支払った環境に対する代償もまたとてつもなく大きなものだった。アジアの環境はまさに瀕死の状態にあるのだ。

After decades of rapid economic growth, Asia's environment is at a tipping point.

Sea of Troubles

急成長を遂げるインドでも大気汚染のひどさで世界7位という汚名をつけられた都市カンプール(Kanpur)。

ジャカルタの川"Angke River"にはあらゆるゴミが捨てられヘドロと化している。

アジアの地図は、中国やインドなどの汚染都市の黒点とベトナムやインドネシアなどの森林破壊・砂漠化を示す赤や橙色の斑点に汚れ環境汚染という病が重症であることを示している。

一体解決の糸口はあるのだろうか?


【希望の灯を日本から】

救いはある。タイム誌が書いているように、人々は所得水準が向上して、たとえば1人当たりGDPが5千ドル以上になると、汚染や環境破壊に不快感を覚え政府にその改善を要求し始めるのだという。

"You have the phenomenon of people with higher incomes feeling inconvenienced by pollution and wanting the government to spend money to fix it", says Finamore.

かつてのロンドンでもロサンゼルスでも市民が大気汚染を止めたのだ。この日本の北九州でも多くの主婦が大気汚染のあまりのひどさに立ち上がったことが現在の環境都市としての再生の出発点だったのだ。

しかし、環境汚染を食い止めるための時間は限られている。経済成長による人々の目覚めを待てるのか、その前に汚染が進みどうしようもない状況に追い込まれるのか、選択するのはアジアの市民、そして率先して解決に努力しなければならないのは僕達日本だ。

アジアの人々はそれを待っている。

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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

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