TIME誌で知る世界の時事ニュース
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顔の見えない日本
【世界の気になる動き】

最近、国際社会で顕著な動きがある。巨万の富を築いた事業家や著名な政治家たちが私財を投げ打ったり、国家に働きかけて世界的な慈善事業(英語ではフィランソロピー"Philanthropy")を行い始めたことだ。そしてそれは従来のように欧米に限らず、アジアなど他の地域でも目立ち始めたことだ。

【立ち上がる世界の実業家、政治家】

ニレカニ氏

例えば、ビル・ゲイツ夫妻のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そのゲイツ財団に最終的にはすべての財産を寄付すると公言した世界的な株式投資家ウォーレン・バフェット氏インドのインフォシスCEOのナンダン・ニレカニ女史、香港の大財閥李嘉誠、俳優のジャッキー・チェンなど莫大な資産を投じて地域や世界の病気や貧困、教育等に寄付をしているのだ(このあたりの事情は9月11日号のタイム誌記事「慈善活動のあり方を学ぶ」"Learning The Art of Giving"に詳しい)。

※写真は教育に慈善活動を行うインド人実業家ニレカイ氏

クリントン前大統領

そして政治家たちも動いている。9月30日付の日経記事「地球回覧?日本人のいない国際社会」によれば地球環境や貧困、疾病といった難題を話し合うためにクリントン前大統領が主催する「クリントン・グローバル・イニシアチブ」には、ローラ・ブッシュ大統領、アブドラ・ヨルダン国王、ウリべ・コロンビア大統領など多彩な顔ぶれが見られたそうだ。この会議が今までと違うのは、言葉遊びに終わらず集めた寄付金をどう使ったかをチェックし、実行につながらない人たちはメンバーらはずす点だという。

世界の良識ある実業家や政治家たちは今、一向に好転しない世界の諸問題に会議ばかり重ねて解決能力を失っている国際機関や大国に期待するのではなく、自らの身銭を切ったり、政治的なイニシアチブを発揮して問題解決に努力しようとしているのだ。

【顔の見えない日本】

残念ながら、そこに顔の見える日本人は少ない。もちろん世界のあちこちで日本のNGOの人たちや政府・民間を問わず様々な局面で慈善活動をしている人たちは大勢いる。その方達は日本の存在感を示してくれていることを確信している。しかし、日本のビックネームの実業家たちや政治家たちの顔はほとんど登場しないのだ。安倍首相や小泉氏はタカ派としては知られても、世界的には無名に近いのだ。

集団主義だから、大富豪はいないから、慈善活動に対する考え方が違うから・・・いろいろ理由はあるかもしれない。でも日本より制約の多い中国やフィリピンといった国でもそういう動きが出ているのだ。

日経の記事が指摘していたように、これは世界の貧困や疾病といった重大な問題解決にあたっては、日本が国際社会の中で知らず知らずのうちに孤立しつつあるのではないか、国際社会での評価も危機的なのではないかと暗澹たる気持ちになるのは僕だけだろうか?

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