TIME誌で知る世界の時事ニュース
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涙のワールドカップ?アジアが弱い訳
【ファイナル近いワールドカップ】

いよいよ熱狂のうちにドイツ・ワールドカップも10日に最終決戦のときを迎える。残ったのは、フランスとイタリア。開催国ドイツも勢いのあったポルトガルも準決勝で涙を呑んだ。でも、もっと早い段階でアジア勢はみんな涙に沈んだ。優勝候補のブラジルが姿を消すなど番狂わせはあったけど圧倒的に欧州勢の独壇場だ。

前回2002年の日韓共催のワールドカップでは「アジアの未来は明るい」と言われていたのに、一体アジアはどうしてこれほど悪い成績で終わったのだろう?
7月10日号のタイム誌のワールドカップ特集に「涙のゲーム」("THE CRYING GAME")と題してアジア勢がサッカーのスーパーパワーに成長するにはまだ時間がかかる理由を分析している。

THE CRYING GAME - After dazzling in 2002, Asia suffers a cruel reminder that it takes time to forge a soccer superpower.

【中田の涙とアジアの現実】

涙する中田選手

今回のアジア勢の現実を象徴するものとして、タイム誌はグラウンドで悔し涙を流す世界的プレイヤー中田の写真を載せている。彼に引退を決意させたものに世界レベルとアジアの差、世界と自分の属する日本のギャップが間違いなくあるのだろう。

日本だけでなく、韓国もオーストラリアも自分達のチームはもっといい成績が残せると期待していたはずだ。しかし、そうはならなかった。欧州諸国や南米との違いはいったいどこにあるのか?ジーコ監督は日本代表は背丈など身体的条件に劣っていると嘆いていたが、あのペレだって172センチしかないのだ。だから、背丈といった問題ではないのではないか。

Last week Japan's World Cup coach Zico claimed his team's smaller physiques were limiting when they "play a team which has a height advantage." But Pele is only 1.72 -m tall.

タイム誌の分析によると、今回のアジアの敗因は、AFCのビン・ハマム代表の言葉を借りて、クラブで競い合う環境があまりにも貧弱であることだと喝破していた。

例えば、韓国のKリーグ。ヒュンダイやサムソンといった大財閥がチームを所有し、ファンや地域のスポーツ育成、ワールドカップよりも企業優先の文化。例えば、中国。ここはさらにひどくてサッカー博打といった腐敗が蔓延し、スポーツ文化どころじゃない。Jリーグが570万人もの観客を動員し小さな市町村にもサッカーが根付きつつあり、アジアの中では最も健全と言われている日本でさえ欠けているものがある。

それは、「遊び心」だ。日本の子供たちは習うことには熱心だがサッカーを遊ぶまでには至っていない。それがタイム誌の見方だった。これには納得。

"They are good at learning, says Japanese Soccer commentator Michel MIyazawa. "But if I ask my son to play with a ball, he seems surprised and says "Really? Here? Now?"

【遊び心が日本サッカーを救う】

もちろん、欧米やブラジルと比べての話ではあるがブラジルとの試合を見ていて強く印象に残ったのは、勝っていたとはいえ、はやり真剣勝負の間でもロナウジーニョやロナウドにはボールと遊び、笑顔を絶やさないある種の余裕があったことだ。
これは一朝一夕では出来ない。はやり、少年のころからサッカーを楽しみ、大人も子供も地域もクラブもある種の遊びが文化として育まれないことには出来ない。日本の高校野球などとは違うサッカーの文化みたいなものがあると強く印象付けられた。

「今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれどサッカーをやめることは絶対にないだろう。」と言った中田。彼にはそこまで見えていたのだろうか。きっと見えていた。だからこその涙だったと信じたい。

※中田選手のホームページはここをクリック!

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