110カ国もの政府関係者や科学者が合意した地球温暖化の警告はあまりにも重く、厳しいものだ。
ブリュッセルで2日から開かれていた国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第2作業部会は6日、人間の活動が原因で地球温暖化が進んでいることを明確にし、水不足により被害を被る人口が今後、数億人増加すると予測した第4次報告書を採択した。平均気温が1・5〜2・5度上昇すると、最大3割の生物種が絶滅の危機にさらされることも指摘した。温暖化が世界中の地域の自然や社会に影響を及ぼしていることを明らかにした。
同部会には110カ国の政府関係者や科学者ら約400人が参加。気候変動が自然と社会に与える影響を審議したが、温暖化の影響を受ける人数などの予測数値をめぐり各国の意見が対立。最終日の5日を過ぎてもまとまらず、徹夜の議論を経て6日朝、合意した。(4月7日付産経新聞)
一体、これから人間はどこへ向かっていくのだろうか?
【議論から行動の段階に】

4月9日号のタイム誌はカバーストーリーで「地球温暖化サバイバルガイド」("The Global Warming Survival Guide")と題して、51の方法を示している。(51 Things You Can Do to Make a Difference)
衝撃的なのはそのタイム誌の記事の中にある一枚の写真だ。温暖化の影響で今にも崩壊しそうな氷河の崖っぷちに佇む一羽のペンギンの見つめる先は南極の海。これはペンギンくんの運命というより人間の未来を暗示させる。そう、行動を起こさなければ自らの拠って立つ場所が崩れ落ちてしまう深刻な危機が身近に迫っているのだ。
その危機を脱し、地球温暖化を防ぐのは誰か?もちろん科学者、企業、政治家、大富豪、国際機関、NGO、それぞれが役割に応じて行動を起こさなければならない。でも本当に流れが変わるためには世界中のひとりひとり、自分たちが動かなければならない瀬戸際に立っているのだ。
Climate change is caused by a lot of things, and it will take a lot of people to fix it. There's a role for big thinkers, power players, those with deep pockets - and the rest of us
【何事も小さな一歩から】
タイム誌はひとりひとりが動くための具体的な行動指針を51も挙げている。そのうち、身近な例をいくつかご紹介すると・・・・
○省エネライトに付け替えよう(Change your lightbulbs)
○バスに乗ろう(Ride the bus)
○ポリ袋は使うのをやめよう(Just say no to plastic bags)
○過剰包装をやめよう(Think outside the packaging)
といったものがある。もちろん、CO2の排出という観点からは自家用車のウェイトは大きい。出来るだけ大勢で乗るとか、ハイブリッド車にするとか、もっと言えば車には乗らないとかいろいろな選択肢があり得よう。
大事なことは、自ら考え、自ら動くことだ。

危機に瀕しているのは地球ではなく、抽象的な「人類」でもない。あなた、そしてあなたの両親、子供、孫、友達、同僚なのだということを肝に銘じないといけないのではないか。それが今回のIPCCの貴重な警告だと考えたい。
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≪参考≫
・IPCCホームページ
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