TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
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米国社会に歴史的変化?男女の雇用比率
【劇的変化】

女性の社会進出
日本でも女性の社会進出は目覚しいものがあるが、どんなに進んでいるように見えてもアメリカほど進んではいないのではないだろうか。そんな漠然とした感覚を裏付けるような記事を2009年10月26日号のタイム誌に見つけた。

「女性が今望むもの」("What Women Want Now"- A TIME SPECIAL REPORT)
The ancient question has a new twist; in the fallout of the Great Recession, what unites men and women matters more than what divides them, as old gender battles fade away
その記事の最初のページのグラフに、2009年末に米国の雇用における男女の比率が逆転するという劇的な変化が示されていたのだ。(現在の比率; 男:女=50.2 % : 49.8%)

【変化の原因】

タイム誌の調査によれば、1972年には雇用の6割が男性、4割が女性という比率だったが、この40年間でその差はどんどん縮まり、昨年のリーマンショック後の大不況で男性の失業が急増し、一気に逆転するまで動いたと言うのだ。不況がもたらした皮肉な結果である。しかも、今後の成長分野である看護や小売、顧客サービスの分野への女性の進出でさらに女性の雇用は増加すると見ている。

CBS NEWS
男女の雇用比率がほぼ半々という事実に象徴されるように、米国では大学では5割が女性、弁護士や医者は3割、軍隊でも14%が女性と確たるシェアを占めており、さらに象徴的には政治の世界におけるヒラリー・クリントン、サラ・ポーリン、CBSテレビのアンカーウーマンであるケイティ・クーリックなど女性の活躍には目を見張るものがあるのだ。

【気になる結果】

しかし、女性の目覚しい社会進出を示す多くの事実から明らかになった最大の変化は女性が自由になって経済力をつければつけるほど、幸せではなくなっているという皮肉な結果もあることを忘れてはいけない。

Among the most confounding changes of all is the evidence, tracked by numerous surveys, more education and more economic power, they have become less happy.

それはストレスに溢れた現代社会では、家庭を切り盛りしながら長時間働く女性はさらなるストレスに晒されるからであり、そういう女性の状況を政府も企業も改善するまでにいたっていないのが原因だとしている。

アメリカではもう女性が男女の性差別を訴えるという時代はとっくに通り越して、男女が如何に協調して急激な社会の変化に適応していくかを真剣に考えるべき時代に来ているのだ。果たして日本ではどうだろうか。

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試練のウィキペディア?ウェブ辞典はどこへ行く?
【突然の異変?】

インターネットを日々利用している人にとって、インターネットのフリー百科事典ウィキペディアほど便利なものはないのではないでしょうか。正確性に多少問題があるとしても、調べたい事柄が瞬時にして出てくるほど便利なことはありません。

ウィキペディア
しかし、そのウィキペディアに異変が起きているという記事が目に留まりました。9月28日付アジア版タイム誌「ウィキペディアが終わるとき」("Where Wikipedia Ends",Page 24-25, TIME magazine issued on Sept.28,2009)というタイトルで、このネット百科事典の記事が突如減り始めたことに着目し、その理由に迫っています。

Where Wikipedia Ends ---The online encyclopedia is suddenly adding fewer articles and has fewer editors.Has all knowledge been summarized, or does Wiki have a problem?

【ブーム去る?】

ウィキペディア記事
ウィキペディアとは、「ウィキメディア財団が運営するオンライン百科事典のことで、コピーレフトなライセンスの下、誰でもが無料で自由に編集に参加できる」とウィキペディア自身の説明に書かれています。記述言語は実に267にのぼり、全言語による記事数は13百万にもなっています(日本語版は619千記事)。

記事は誰でも投稿でき、ピーク時には毎日平均2200もの記事が追加されていて、2001年のスタート時からずっと成長していました。ところが、2007年初め、突然その成長が止まったといいます。

But early in 2007, something strange happened: Wikipedia's growth line flattened.

いったい、ウィキペディアに何が起こったのか。タイム誌によれば、その理由のひとつは百科事典の運営者がその公正さや正確性を重視するあまり、投稿文の編集基準を厳しくしたために、投稿者がそれを嫌って記事を投稿したり、修正したりしなくなっているのではないかとのことでした。そう、運営者の官僚的な手法とフリーな投稿との間に矛盾が出てきたのです。

But over the years, as Wikipedia has added layers of control to bolsteraccuracy and fairness, it has developed a kind of bureaucracy.

また、単純に知識の拡大に自然の限界が来たのではという見方もあります。最初は簡単な言葉や定義でどんどん投稿が増えても、そのうちもっと複雑だったり、細かい事柄の投稿に進み、投稿自体が難しくなってきたというものです。

【フリー百科事典の未来】

しかし、もっと根源的にはウェブの主要なエコシステムが崩壊しているという見方もあります。すなわち、ウェブを広大な草原と見立てると、最初はその中を自由に走り回って草原の草を食べていたウサギ(投稿者)たちは、その草を食べつくして草原そのものが少なくなり、ウサギも減少しているというものです。

解決は容易ではなさそうですが、現在の投稿者の多くは男性で、しかも先進国の研究者などと考えられており、もっと女性や途上国の人達がウェブの世界に入ってくれば必ず光明はあると運営者たちは考えているようです。

果たして、インターネットのフリー百科事典ウィキペディアはこれからどこへ行くのでしょうか?インターネットの進化と同様、その帰趨は非常に興味深いものがありますね。みなさんはどうお考えですか?

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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

走行中の携帯電話は高リスク
【運転中の電話】

携帯電話
日本でもまだまだ運転中に携帯電話をしているドライバーをよく見かけますが、アメリカではようやく走行中の携帯電話禁止の法律が各州で整備されはじめた段階のようです。

8月31日号のアジア版タイム誌「Driving Us to Distraction」というタイトルで「メールもダイヤルも危険、でもハンズ?フリー携帯も本当に安全なの?」という記事が載っています。

Driving Us to Distraction. Texting is dangerous. Dialing is too. But is hands-free technology that much safer?

【マルチタスクは危険】

米国では現在17の州とワシントンDCで走行中の携帯電話が法律上禁止となり、7つの州でハンズ・フリーの携帯電話も禁止となっているそうです。それに加えて先月上院で全米の州で運転中のメールのやり取りを禁止する法案が可決されました。というのは7月に自動車安全センター(the Center for Auto Safety in the US)が携帯電話を走行中に使用するのは危険だという報告書を出したのがきっかけでした。

長年携帯電話の危険性について研究しているユタ大学のDavid Stryer教授によれば、走行中に二つ以上の操作が出来る(マルチタスク)ドライバーは、たったの2パーセントにすぎないと見ているそうです。しかもその2%の人たちは優秀な戦闘機乗りくらいの能力があるとのこと。それほど普通のドライバーが運転しながら携帯電話を操るというのは危険なことなのです。

【ハンズ・フリーも危険?】

ハンズフリー
しかしもっと興味深いのは、日本でもスーパーなどで売られているハンズ・フリーの携帯電話機器を使っても事故の危険性は少なくならないということでした。なぜなら、人間は音に集中しようとしたら、脳がコントロールする目の能力まで減少するというのです。

もちろん、そうではないとする研究結果もあるのですが、僕ら一般人からすれば「やはり、そうか」というのが率直な印象でした。

運転中は運転に専念して、携帯電話は使用しない。これは法律があるからとかではなく、自分と周囲の人々の安全を確保するためには最低限必要なことでしょう。みなさんは、警察官がいないからといって運転中にメールなぞしていませんか?

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