TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ミスター・ワールド?ケビン・ラッド首相の手腕
【タイム誌への投稿】

7月13日号のタイム誌の記事 「ミスター・ワールド、ケビン・ラッド」("Mr.World; Kevin Rudd")について7月8日に投稿しましたので公開します。

Kevin Rudd
For me like many other Japanese, before I read your article, Kevin Rudd was imaged as just a stiff and locally biased politician simply because he has been criticizing Japan for its continued whale killing even for the research purposes which have been approved in a world community.

But my image of this Australia’s top leader is totally changed now. He has a say not only about Japan’s whale killing but China’s human right abuses in Tibet and other politically controversial matters between Australia and such big trading partners as the U.S., India and other Asian nations.

In a sense, he resembles U.S. President Barrack Obama because of his minority character as Aborigines, his seriousness to tackle controversial issues as statesman and his passion to change the status quo of his country and the world. From now, I want to support him as a new leader for Asia and the world.


【拙訳】

貴記事を読む前までは、他の多くの日本人と同じく私にとって、ケビン・ラッド氏は頑迷で偏見を持った田舎の政治家としか見なしていませんでした。というのは、彼はすでに世界では認められている調査目的の捕鯨を日本が継続していることを批判していたからです。

しかし、今はこのオーストラリアのトップ・リーダーに対する私の見方は完全に変わりました。彼は日本の捕鯨にモノ申すだけではなく、中国のチベットでの人権侵害やオーストラリアと米国、インド、その他のアジア諸国といった主要な貿易相手国と政治的に論争になっているような問題に対しても同じように意見しているからです。

ある意味、彼はアボリジニィという少数民族の出身であり、政治家として真摯な態度で諸問題に対処していること、また自国と世界の現状を変えようという熱意をもっていることなどの点で、アメリカのバラック・オバマ大統領に似ています。今からは、私はアジアと世界の新しいリーダーとして彼に声援を送りたいと思います。



スポンサーサイト

テーマ:オーストラリア - ジャンル:海外情報

強権と貧富の狭間で揺れるイラン
【選挙結果確定?】

これで混乱が続くイラン情勢に終止符が打たれるのだろうか?

アハマディネジャド大統領
『保守強硬派アハマディネジャド大統領が圧勝した今月12日のイラン大統領選で不正があったとして、対抗馬だった改革派ムサビ元首相らが選挙やり直しを求めていた問題で、選挙結果承認権限を持つ護憲評議会は29日、「大統領選結果の正確さを承認する」との書簡をマハスーリ内相に送った。国営テレビが伝えた。
 選挙結果の最終確定を受け、アハマディネジャド政権2期目に向けた動きが加速する。しかし、ムサビ氏や支持者の不満は依然くすぶり続けているほか、政界や国民の間に深い亀裂が生じており、不安定な政情が当面続きそうだ。』(6月30日付時事通信)


【保守派と改革派】

イランのデモ
6月29日?7月6日号のアジア版タイム誌に「イランの目覚め("Iran's Awakening)」(page, 24-27, TIME dated on June 29 - July 6, 2009)というタイトルでイラン情勢に関する記事が掲載されている。その記事を読むとメディアで流されている表面的なイランの政治情勢というものが少し違っていることに気がついたのだ。

保守強硬派のアハマディネジャド大統領の圧勝という選挙結果に不正があったとして、敗れた改革派のムサビ元首相の支持者たちがテヘラン市街のあちこちで選挙やり直しを求めるデモを繰り広げ、その様子がテレビやインターネット、はたまたイラン市民がウェブ上のトウィッター(Twitter)facebookを使って書き込みや画像を発信し、全世界にその様子が流れた。それだけを見ると、政権維持に固執するアハマディネジャド大統領とその支持者たちは、多少不正をしてでも選挙を優位に進め、改革派のムサビ元首相の支持者たちはまんまとそのワナにはまり、長い間保守政権の弾圧に苦しんでいる多くの市民も現政権への不満を募らせているという「保守派→悪、改革派→善」という構図ばかりが真実のように見えてくる。

しかし、必ずしもそうではないというのがJoe Klein氏の現地からのレポートには書かれているのだ。

【意外に支持厚い保守派】

すなわち、デモの最中に出会った多くの市民や労働者、タクシードライバーたちからは、「アハマディネジャドは愛だ」とか「彼は私たち労働者の味方」といった声が意外にも多く聞こえてくると言うのだ。

But much of the cheese-buying public - the working class, the elderly, the women in chadors - seemed to adore Ahmadinejad. One of the favorite slogans of his supporters was "Ahmadinejad is love." ....A younger woman said, "He is the one person who really supports our class of people."

ムサビ氏
一方、改革派であるムサビ元首相は、個人的に崇拝されるようなカリスマ性はなく、もともと20年ほど前に政治の世界から離れた後は、芸術家そして建築家として成功しているいわば中産階級の代弁者のようなエリート的存在なのだ。

Mousavi, on the other hand, inspired little personal adoration. ....he had pretty much disappeared from public view for 20 years, living a quiet life as an artist and architect until he re-emerged as a polite prototype of the north teheran elite.

これは意外だった。テレビに時折出現するアハマディネジャド大統領は、イスラム原理主義的で危険な宗教色がちらつき、自国の核開発を正当化して、アメリカ非難ばかりをしている凝り固まった強硬な保守イスラム主義者としてしか見えなかったのに、イランの弱者からはそれなりの支持を得ているというのだ。

一般の人々には自由な言論も許されず、政府が情報をコントロールしている状態なのでどこまで真実かは定かではないが、西欧側からの報道やステレオタイプ的なイメージでイスラム社会や他の国々の政治情勢を判断するのは危険だということを改めて思い知らされた記事だった。タイム誌もアメリカの雑誌であるが、たまには中立的な立場で書かれていることもあるのだ。
みなさんは、イラン情勢、どう見ておられますか?

★最後まで読んでくれてありがとう。いい記事だと思われたら、ポチッとひと押しお願いします。
FC2 Blog Ranking

テーマ:イラン - ジャンル:海外情報

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。