TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
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メコン川に注ぐ中国の光と影
【メコンの流れ】

070910TIMECover

中国からベトナムまで8カ国に接し、全長4千キロ、水源から河口までの標高差5千メートルにも及ぶ悠久のメコン川の流れ。過去何世紀にも亘って、その川辺に棲む人間たちの生活や争いをつぶさに見て、清濁併せ呑んできたメコン川。その流れがある国の力で大きく変わろうとしている。

そう、変えようとしているのはメコンの源流の中国であり、変わろうとしているのはメコン川とその周辺国だ。

9月10日号タイム誌メコン川の湾曲」("A Bend in The River")と題して、中国がメコンを活発な交易のためのハイウェイと新たな電源に変えることで、周辺諸国の経済を活性化させている一方で、水路の命を脅かしているとレポートしている。

【南下する中国の功罪】

メコンの位置

すなわち、過去数千年にわたって偉大なメコンには手をつけなかった中国が、ここ数年顕著な動きを見せているのだ。

先ずはダム建設。すでに雲南省には2つのダムが完成し、3つが建設中、2つが計画中だ。これらのダムによる発電は中国だけでなく、川下にあたるラオス、タイ、カンボジア、ベトナムといった国々にも恩恵をもたらすだろう。電力以外でも中国との交易のためのハイウェイとしてメコンの重要性が以前にも増して高まっているのだ。

しかし、メコンの変貌は必ずしもいいことばかりではないようだ。メコン周辺の7カ国に住む7千万人近い人々の暮らしは、まさにメコンのもたらす自然の恩恵で成り立っている。米の栽培にしても、水産物にしてもそうだ。

それらの自然の恩恵がダムの建設や大きな交易船の航路のための浚渫などにより脅かされる可能性も大なのだ。

Yet Chinese dams, along with engineering projects to make the river navigable by larger vessels, have begun to ravage the river's ecology by blocking sediment and produing unnatural water flows that dissuade fish migration and spawning.

【国を跨ぐ河川の争奪戦】

悠久のメコン

メコンが我々に語ろうとしているのは何か。それは、石油や希少金属などと同じように、陸続きの国々にとってこれから河川がもたらす水そのものが資源争奪戦の対象物になるということだ。

そのとき、誰が河川の水を支配し、誰がそこから利益を享受することができるか。アジアでは今、メコン川を巡って巨大国家中国とインドシナ諸国の協調と争奪のせめぎ合いが始まった。
果たしてメコン周辺の国々にとって、中国にとって、そして日本にとって、メコンの変貌は吉と出るのか、凶と出るのか。これからは国境よりも大河の流れにも目を向けていく必要がありそうだ。

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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

染めるべきか、染めざるべきか
【髪の毛の色】

Gray Wars

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」("To be or not to be: That is the question.")というのは、シェークスピアが書いた「ハムレット」の中の有名な台詞ですが、髪の毛の色を巡ってアメリカで大きな話題になっている似たような台詞があります。

染めるべきか、染めざるべきか」("To dye or not to dye")・・・9月10日号タイム誌の記事「グレー戦争」("The Gray Wars")のタイトルの一節です。

そして記事の最初にライス長官と民主党のナンシー・ペロシ議員の髪の毛「ビフォー・アフター」の合成写真が掲載されています。その違い、結構強烈ですね。

あなたは髪の毛、染めていますか、それとも自然なままですか?

【髪の色論争?染め髪派の主張】

そのタイム誌の記事では、最近アメリカで髪の毛を染めるべきかどうか、その年齢と信憑性についてフェミニスト達の間で静かな論争が起きていると紹介しています。

The Gray Wars - To dye or not to dye. That is the question in the latest feminist debate over aging and authenticity

プロクター&ギャンブルの昨年の調査では、アメリカ人女性の65%が髪を染めていてグレイヘア(白髪?)のままいることの難しさがうかがわれるそうです。

例えば、著名な芸能人や政治家といった人たちに白髪のままの人はごくまれです。メリル・ストリープさんなどが時折スクリーンでややグレーな髪で出たりしますがそれはあくまで役柄上やっているだけ。

その理由はといえば、やはり、「若く魅力的に見てもらいたい」というのが女性の本音なんでしょうか。髪を染めている女性のうち71%もの人達がそう答えているそうです。

もうひとつは45歳や60歳であるよりもいつまでも30歳や35歳でありたいというファンタジーの中で生きたいという願望です。

【グレー派の主張】

これに対して、髪を染めない女性たちは「本当の自分」であることに重きを置けば、髪は染めないのが一番という主張です。24時間仮の姿を演じ続けるのは疲れるものです。

そう、髪を染めないという選択そのものがファッションよりはむしろクールな自己主張の証のようなものなのでしょう。

These days, choosing not to dye has become a statement rather than a casual stylistic choice.

日本でも女性は比較的若いときから髪を染めているようですので、アメリカと同じような論争はすでにあるのかもしれません。やはり世の東西を問わず、「若く見られたい」「いつまでも美しくありたい」という女性の願望は強烈なものがあるようですね。

あなたは髪の毛、染めていますか、それとも自然なままですか?そしてそれはなぜ?

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テーマ:美容関連 - ジャンル:ファッション・ブランド

危機に瀕するサンゴ礁
【タイム誌への投稿】

9月3日号タイム誌の記事"Sunken Treasure"について8月27日に投稿しましたので公開します。

Sunken Treasure. TIME, September 3, 2007

サンゴ礁とダイバー

Almost every day and night, I see at least several horrifying news about endangering earth environments caused by global warming in newspapers, magazines and other news media these days. Your article on coral reefs is one of them.

But this time you gave me a glimpse of hope by showing the fact that tens of hundreds of volunteers as scuba divers have made a tremendous efforts to gather vital information on dying coral reefs for about ten years to rescue them with a sense of mission and love. As long as there are volunteers like them to seek for truth, I believe our earth and human beings would not perish in vain.



≪拙訳≫

最近はほとんど毎日、新聞や雑誌や他のメディアを通して地球温暖化による地球環境の悪化に関する恐ろしいニュースを目にする。貴誌のサンゴ礁に関する記事もそのひとつだ。

しかし、今回、貴誌の記事で一筋の希望が持てたのは、大勢のボランティアのダイバー達が、使命感と愛情を抱いてサンゴ礁を救うべく、10年という期間にわたってとてつもない努力をして死に瀕したサンゴ礁に関する情報を集めていたことだ。この人達のような真実を求めるボランティアがいる限りは、地球も人間も無駄死することはないと僕は信じている。


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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

紙、ポリ袋、それともプラダ?
エコバック騒動】

I'm not a plastic bag.

エコバックといえば、日本でも“I'm NOT A Plastic bag(私はビニール袋じゃない)”というスローガンをプリントしたアニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)のバックが話題になって、日本各地のデパートの店頭で売り出し日には長蛇の列が出来たのを覚えておられますでしょうか。

そのエコバックについて、8月27日号のタイム誌のライフのコーナーに、 「紙、プラスチック、それともプラダ?」と題して世界の動きを追っていますので紹介します。

Paper, Plastic or Prada? ---Grocery shopping gets chic with eco-friendly designer totes to bag your greens

【発端は台北、香港?】

そのエコバック、世界中での限定販売とあってたちまち世界中の女性が先を争って売り場に殺到、台北や香港では警察が売り場を閉鎖する騒ぎにまでなっていたそうです。

もちろん、これは米国だけでも年間880億袋も使用されているポリ袋を少しでも減らすために、世界の関心を高めようとあらかじめ計算された宣伝作戦だったようです。

The frenzy surrounding these limited-edition bags is the result of a calculated effort to encourage shoppers to use fewer disposable plastic sacks, some 88 billion of which are consumed each year in the U.S. alone.

まさにポリ袋のプリウス(トヨタのハイブリッド車)を狙ったファッション・エコバックでしたが、宣伝が効きすぎて騒ぎが大きくなったため、北京、ジャカルタ、上海、シンガポールではエコバックの販売が中止されたそうです。

But being the Prius of plastic bags has its pitfalls. After the stampede in Taipei, sales of the Hindmarch bag were cancelled in Beijing, Jakarta, Shanghai and Singapore.

【エコバックの弊害】

さらにはエコバックの弊害とも言うべき現象もあります。ポリ袋の代替で紙袋を使用する頻度が米国では増えて、かえって紙の使用による環境への負荷が増えたという話もあるそうです。

また、ファッション・エコバックは確かに消費者のポリ袋の使用に対する環境意識を高めた面もあるようですが、実態はポリ袋の削減にはあまり役立っておらず、日本でもそうですがエコバックは家に後生大事に飾って、買い物は相も変わらずポリ袋でという消費者が多いとか。

地球温暖化がこれほど世界的な関心を集めて、日々の暮らしに直結しつつある中でも人々の身近な環境意識はそれほど高まっていないという現実を思い知らされますね。

みなさんは買い物に行かれるときに、エコバックを使っていますか?それともポリ袋をもらっていますか?

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ボランティア体験旅行はいかが??その2
【タイム誌への投稿】

8月13日号のタイム誌の記事"Vacationing like Brangelina"について8月12日に投稿しましたので公開します。

Vacationing like Brangelina TIME, August 13, 2007

ボランティア旅行

“Seeing is believing”. Volunteer work is not the exception for this old cliché. I believe that many people around the world want to help those who need help in the developing countries, but cannot do so because of time, money and other constraints they have in relation to their family matters and company responsibilities.

In this sense, volunteer tourism could give them a glimpse of harsh realities of volunteer works through some intensive works in the tour in such developing countries as Uganda, Cambodia and Thailand if they participate in it with shorter time and lesser money than they actually get into volunteer work.

I understand the critic’s saying that combining volunteer work and sightseeing is very difficult. But the important thing is to move forward to build better environments for troubled communities on earth if only a little. Voluntourism could help for that.


≪拙訳≫

百聞は一見に如かず。ボランティア活動もこの諺の例外ではない。世界中の多くの人たちが途上国で助けを求めている人たちを救いたいと思っているが、時間やお金そして家族や仕事といった制約があるために断念している。

その意味で、ボランティア・ツーリズムはそんな人たちが実際にボランティア活動に従事するよりも少ない時間と資金で参加して、ウガンダやカンボジアやタイといった途上国に行って、ツアーの中での労働を通してボランティア活動の厳しい現実を垣間見る機会を与えてくれるのだ。

批評家たちがボランティア活動と観光を両立させるのは難しいと言うのもわかる。しかし、大事なことは少しでもこの地球上の困っている地域の環境をよくしていこうと前進することなのだ。ボランツーリズムはそのためになるのだ。


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テーマ:アフリカ - ジャンル:海外情報

世界が注目?ーユニクロ
【世界が注目?】

ユニクロ

ユニクロに世界の注目が集まっている?そういえば、米高級百貨店チェーンのバーニーズ・ニューヨークの買収を巡って、カジュアル衣料品店ユニクロを展開するファーストリテイリングとアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ政府が出資する投資ファンド、イスティスマルが入札合戦をしていましたが、結局9日にイスティスマルの勝利で決着しましたね。
この買収合戦も世界の注目を集めましたが、それではありません。タイム誌グローバル・アドバイザーのコーナーに、衣料品のコンビニエンス版としてユニクロ・ストアの新しい試みが取り上げられたのです。

【ファースト・ファッション?】

ユニクロの缶入りシャツ

そのタイトルは「ファースト・ファッション」("Fast Fashion")。おそらくファースト・フードのファッション版ということでしょう。

その記事の写真を見ればその意味は一目瞭然です。ユニクロ・ストアの棚に整然と並べられたジュース缶のようなケース。それがユニクロのTシャツの新商品なのです。

ファッションコンビニエンスストア。簡単なようで誰も考えつかなかったアイデア。さすが、ユニクロ。値段の安さだけが「売り」ではありません。

Like many good ideas, it's so simple you wonder why nobody had thought of it before. But credit goes to Japanese clothing brand Uniqlo for bringing fashion retailing into the age of the convenience store.

記事の最後には、「もちろん、ユニクロの「気軽さ」は値段にも反映されています。店のどの商品も12ドル以上のものはないのです。」とも書いてあります。ニクイねえ。

You'll also see UT's grab-and-go ethos reflected in the price:nothing in the shop cost more than $12.

買収合戦では負けても、ちゃんとタイム誌に紹介されたりして世界に注目されてますよね。

《参考》

・ユニクロの「UT 」ストアのホームページ


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