TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
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日本人2人!??タイムが選んだ100人
【100人中2人?】 (少し長くなりますがお付き合いくださいね)

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毎年恒例の「タイム誌が選んだ世界でもっとも影響力のある100人」特集号。

Our Annual List of the World's Most Influential People



※記事にある100人のリストと各人に対するコメント


日本からは今年は任天堂のゲームクリエーター宮本茂氏、トヨタの渡辺捷昭(わたなべかつあき)社長2人が選ばれました。ちなみに昨年は何人だと思われます? 昨年は小泉前首相1人。なんとトヨタの渡辺社長は一昨年に続けての掲載です。それほどトヨタの影響力というのは日本そのものと言えるほど世界に認知されているということでしょう。

それにしてもアメリカの雑誌なので当たり前といえば当たり前なのですが、今年も渡辺社長とトヨタ以外では「日本人に対するアメリカ人の認知度はこの程度か」と寂しい限りでした。

【100人の"なぜ?"、"どうして?"】

日本人が少ないのもさることながら、いつも「なぜ、どうしてこの人たちなの?」という疑問を持っていましたがマネージング・エディターのRichard Stengel氏がそれに答えています。

タイム誌は1927年から世界中から毎年100人の人たちを「タイムの100人」として選んでいますが、その核心はニュースを作り、その人柄、活力、夢でもって世界を変え、歴史を創る人たちを選んでいるというところにあるそうです。

TIME began with the rubric"Names make news". ....At the core of the TIME 100 is the idea that individuals - by virture of their character, their drives and their dreams - change the world and make history.

もうひとつの大事な物差しは、タイム誌の100人は最も力のある人や最も人気のある人ではなくて、「影響力のある人」、すなわちその思想や才能や実践や発見で私達の生きている世界を変える人のことだということです。

例えば、シエラ・レオーネの科学者モンティ・ジョーンズ氏が米の改良でアフリカ農業を救ったり、ゲリー・カスパロブ氏がロシアの民主化に挑んだりといった具合です。

そしてさらにユニークなのは、それぞれの人物とその人物を解説する人がペアになって「タイム誌の100人」を特徴付けている点です。

例えば、ギングリッチ前米国下院議長がナンシー・ペロシ現下院議長を、マーティン・スコセッシ監督がディカプリオ氏を解説するといった按配です。

【僕の印象に残った人たち】

シュワルツネッガー

最後に僕の印象に残った人たちを紹介しておきましょう。リーダーのカテゴリーの中では、環境保護を強力に推し進めているシュワルツネッガー・カリフォルニア州知事。地球温暖化が危機的状況になる中で、将来の米国大統領候補になるのではとの期待もあります。

ヒーローの中では、南アフリカのマンデラ氏が推すオプラ・ウィンフレー氏。53才の美貌の中に、まだまだ社会的な地位が低い女性達の学校を運営することで、将来の南アフリカを担う若い女性を育てようという静かなる闘志が窺えます。

科学者の中では、アル・ゴア氏。彼自身は科学者ではないけれど地球温暖化に深い憂慮の念を感じ、何十年もかけて科学者と議論し、自らその信念を世界に訴え続けてきた氏の思いが今年ようやく人々の胸に迫りつつあります。

アーティストでは、マーティン・スコセッシ監督が推すディカプリオ氏

そして最後に「ビルダーと巨人」のカテゴリーでは、カーネギーのインド人の生まれ変わりと称されるミタル氏(Lakshmi Mittal)。みなさんも一度タイム誌の100人から自分の好きな人を選んでみられませんか?

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≪参考≫

・「日本人1人!? - タイムが選んだ100人」・・・昨年の僕のブログ記事
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テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

ニセコに注目?新しい国際的リゾート誕生!
【ベスト・オブ・アジア2007】

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毎年のタイム誌の楽しみのひとつ、アジア特集「ベスト・オブ・アジア」("Best of Asia")。今年はどこに焦点を当てているんだろうとひとつひとつ眺めて楽しんでいます。昨年と同様、特集は魂(Soul)と心(Mind)と身体(Body)と三つに分けてアジアの最も行きたい場所を掲載しています。今回も結構日本の紹介が多いのに気を良くしました。

今回は"Best for the Body"の中から「ニセコにスキーに行こう」("Go Skiing, Niseko, Japan")をご紹介します。

【地球温暖化を忘れさせてくれる場所】

ニセコ・スキーリゾート

この記事の副題には「地球温暖化を忘れる最良の方法」("Best Way to Avoid Thinking About Global Warming")とあります。昨年末から今年にかけて雪らしい雪が降らなかった日本。世界各地でも例年以上に地球温暖化を実感させるような異常気象が見られました。

そんな中で、世界的スキーリゾート・アスペン(Aspen)の10分の1程度の規模ではありますが、例年15メートル近い雪をいただく北海道ニセコは国内にとどまらず世界のスキーヤーに注目を集め始めています。聞く所によるとニセコの雪質はスキーヤーにとっては最高だそうです。

その証拠に2001年から2005年のたった5年間で外国人スキーヤーは30倍にも増えたのです。その大半はオーストラリア人ですが。

That's only about a tenth of the size of Aspen, but Niseko averages more than 15 m of snow a year, a fact that has helped increase the number of foreign guests by more than 30 times between 2001 and 2005.

【世界的リゾート地に】

地元も専門家もニセコはいづれアスペンに劣らないほどの世界的リゾート地になると見ています。来年は洞爺湖でのサミットも決まったのでニセコへの注目度も高まるでしょうね。

最悪の地球温暖化のシナリオでもニセコにはスキーに十分な雪は降り続けるでしょう。そんな最悪の日が来ないことを祈りますが、もし来たとしてもそのときはウォータースキーでも楽しみますか?

Niseko should stay frosty, unless the worst-case global-warming forecasts come true. And if that day comes? Try waterskiing.

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≪参考≫

・「好調なインド景気?意外な場所で発見! 」(2006年5月25日付のベスト・オプ・アジアのブログ記事)

テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

マスコットと自衛隊?外国人記者の目
【かわいい自衛隊?】 (すこし長くなりますがお付き合いくださいね)

自衛隊

自衛隊って「かわいい」と思われている?としたら貴方はショックですか?それとも安心しますか?

う?ん、複雑な気持ちになりますね。

4月30日号タイム誌ブライアン・ウォルシュ記者(Bryan Walsh)「サムライさん、さようなら」("Sayonara, Samurai")と題してちょっと違った視点で自衛隊のことを書いています。

【恐くない自衛隊?】

ピクルス王子

その記事が冒頭で紹介しているのは、2004年に初めて自衛隊がイラクに派遣されたときに自衛隊員が携行したマスコット、ピクルス王子。このマスコット、自衛隊を国民にわかりやすく理解してもらうために防衛省が考えたイメージ・キャラクターなのです。実は僕はこの記事でピクルス王子のことを初めて知りました。

※イラストは自衛隊のマスコット「ピクルス王子」

ウォルシュ記者が指摘するとおり、このピクルス王子は軍隊には不似合いですが、法律で最小限の武器の携行と使用しか認められていない自衛隊にはピッタリはまるイメージではないかと言うのです。

Although the Prince seems unfit for service in a war zone, he's probably a perfect symbol for the SDF, which by law cannot use force beyond the minimum needed to defend itself and the nation.

そして平和憲法改正を目指す今の日本の動きを見るときに、このマスコットと自衛隊を常に頭に入れておくべきだと彼は言います。自衛隊の「正常化」を図ろうとする日本の動きに近隣諸国はそれほど神経質になるべきではないと。

Japan's move to ease restrictions on its military is making its neighbors nervous. They shouldn't be.

【本来あるべき姿】

その理由として、憲法改正は本当にできるかどうかわからないし、たとえ改正されても本質的な自衛隊の役割が他国に脅威を直ぐに与えるようにはならないとウォルシュ記者は言います。

But despite the LDP's legislative success, constitutional revision is far from certain - and even if it does happen, the role of Japan's military is unlikely to change in a theatening way.

もっと具体的には、日本には平和主義がかなり浸透していて簡単にはその性質は変わらないというのです。

Pacifism is too entrenched and too convenient for Japan to abandon it now.

例えば、北朝鮮のミサイル発射や核開発が目前であれだけ脅威を高めているのに、世論調査での憲法改正に対する国民の賛成票はそれほど増えていないし、自衛隊の予算措置もむしろ財政緊縮の影響で減っているというのです。

正直、タイム誌の記者から「日本の自衛隊はかわいい」「脅威ではない」と言われるとは思いませんでした。

しかし、確かに今の日本の自衛隊の実態をある面で表している気がします。軍隊の本質は「国ひいては国民を守ること」であり、「そのために武器を使用する」ことは当然でしょう。その当然のことさえも出来ていない。それで成り立っているのはアメリカの軍事的な傘があるからだというのが実態でしょう。

「かわいい自衛隊」と外国人に言われるのは少々複雑で、楽観的すぎはしないかと思うのですが、いづれにしても国の根幹にかかわることなので僕たち日本人はもう一度よく自衛隊について考えるべきだと思わされました。みなさんはどうお考えですか? 
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テーマ:平和を願う - ジャンル:政治・経済

エコに賭けた野中/サンヨーの誤算-その2
【タイム誌への投稿】

野中ともよ

4月23日号タイム誌の記事"Unfriendly Environment  TIME, April 23, 2007"について4月24日に投稿しましたので公開します。

As you pointed out in your article, Nonaka’s sudden resignation as CEO of Sanyo did show us the precious lesson that her long-term strategy of eco-friendly image building did not solve the company’s short-term problem of red ink.

However, it also seems to have some grave implications behind the scenes. Namely there is a spreading rumor that the founding family made much use of Nonaka for her fame as journalist to keep the founder’s offspring as president when she was appointed as CEO to support him.

The more globalization spreads, the fewer family managed corporations similar to that giant electronic maker once flourished under the founding family rule can survive without open human resources unrelated to narrow family ties.


≪拙訳≫

貴記事が指摘しているとおり、野中氏の突然の三洋電機CEO辞任によって環境にやさしいイメージ作りという長期戦略が、会社の短期的な赤字という問題を解決することにはならないという貴重な教訓を得ました。

しかしながら、辞任の背後にはもっと重要な問題が隠されているようです。すなわち、創業家一族が野中氏をCEOに任命したとき創業者の孫を社長にして、彼女のジャーナリストとしての知名度を最大限利用したという噂がかなり出回っているのです。

グローバリゼーションが進展すればするほど、創業者一族のルールのもとでかつては繁栄したこの巨大電機メーカーのような同族経営企業は、同族という狭い絆とは無関係の開かれた人的資源がなければますます生き残りは難しくなっていくでしょう。


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【追記】

4月24日にタイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。今回はいつものGloriaさんではありませんでした。それにしても昨年11月6日号で採用してもらったので、またしばらくは難しいかなあ?。
Dear Reader,

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters

テーマ:経済・社会 - ジャンル:ニュース

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