TIME誌で知る世界の時事ニュース
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世界に広がるゴア効果?地球温暖化
【ゴア氏の挑戦】

ゴア氏の挑戦をドキュメンタリーにした映画「不都合な真実」のインパクトは世界中に広がっています。

2月26日号タイム誌のNotebook欄に「アル・ゴア効果を測る」("Measuring the Al Gore Effect")と題して、ゴア氏の映画がどんな形で世界中に広がっているのかを紹介しています。

【口コミが地球を救う】

アル・ゴア氏

ゴア氏は地球温暖化の脅威をくそ真面目にあのパワーポイントを駆使してプレゼンすることで、「不都合な真実」をドキュメンタリー映画としては3番目に高い興行成績を上げる映画に変えたのです。(現在までに45百万ドル、円換算で54億円相当)

As the star of last year's An Inconventional Truth, Al Gore turned a wonky PowerPoint presentation on global warming into the third highest-grossing documentary of all time; it has earned $45 million so far.

ご存知の通り、映画そのものはすでにオスカーを二つ取っていますし、世界に温暖化の脅威を訴え続けて人々を動かすゴア氏はノーベル平和賞の候補にも挙がっているそうです。

ではゴア氏に触発されてどんな動きが出てきているのか。いくつか紹介してみましょう。

≪歩兵?Foot Soldiers≫ゴア氏は1000人近いボランティアにプレゼンの仕方を教えています。弟子のひとりとなったキャメロン・ディアスも年10回講演して回ることを誓っているそうです。

≪学校指定?School Must-See≫英国では全ての中学校にこの映画のコピーを送付する計画を発表。ノルウェーとスウェーデンは高校生必見とするそうです。

≪無料公開?Free Shows≫全米のコミュニティセンターでの上映を目指して、Shareのような非営利団体がDVD購入のための募金活動をしています。

≪本製作?Books≫このフィルムのプロデューサーであるローリー・デビッド氏は地球温暖化の子供向けの本を学校と共同で製作中です。日本ではこの映画の解説本がかなり売れているみたいですね。僕も読んでいます。

このところの暖冬現象にも助けられて、日本でも世界の動きに追随するような運動や動きが出てくることを期待したいですね。

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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

グリーンハウス航空?- Going Greenその2
【タイム誌への投稿】

2月12日のタイム誌の記事「グリーンハウス航空」("Greenhouse Airlines")について2月12日に投稿しましたので公開します。

グリーンハウス航空

What looked shocking in your article is the definitive contrast of two figures as to greenhouse effects by jet, namely the only 1.6% of airline contribution to greenhouse gases on a global scale and the enormous 2,400 kg of carbon per person emitted by a round-trip flight between NY and Tokyo on an individual level.

Awful enough is that the more time and far away we travel by jet, the more carbon is inevitably emitted and there is little alternative of jet transportation with such speed, even though its portion still seems small in the overall greenhouse gases.

In that sense, your title of “Greenhouse Airlines” symbolizes the deadlock of the environmental hazards that our human beings are now facing as a result of more comfort and speed in life. The first and only step for us to overcome it is to know the very fact, anyway.



≪拙訳≫

貴記事でショックだったのは、ジェット機による温室効果に関する二つの決定的な数字、すなわち、地球規模での航空機が排出する温室効果ガスが全体の1.6%にすぎないということと、個人レベルではニューヨークと東京間の往復のフライトで1人当たり2400キロものとてつもない二酸化炭素を排出するということだった。

恐ろしいのは、たとえ地球全体の二酸化炭素排出量に占める割合は小さくても、私達がジェット機で遠くに、何回も飛べば飛ぶほど、二酸化炭素の排出量は大きくなり、しかもそれほどの速度で飛ぶようなジェット機での輸送に代わるものはないということだ。

そういう意味で、「グリーン航空」というタイトルは、人類が生活の中に快適さとスピードを求めた結果もたらされた環境破壊の行き詰まりを象徴するものである。とにかく、僕らの最初の一歩はまさにその事実を知ることしかない。


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【追記】

昨日、タイム誌のいつものGloriaさんから「採用するかもよ」という例のメールが届きました。昨年11月6日号で採用してもらったので、またしばらくは難しいかなあ?。

Dear Reader,

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

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TIME Letters

テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

グリーンハウス航空?- Going Green
航空機と温室効果】

グリーンハウス航空

ビジネスもレジャーもグローバル化の進展には、ヴァーチャルな世界ではウェブの普及、現実の世界では航空機による移動手段が欠かせません。でも二酸化炭素を排出しないインターネットと違って航空機は莫大な温室効果を生じてしまいます。

2月12日号のタイム誌「グリーンハウス航空」("Greenhouse Airlines")と題して技術革新では解決できない航空機での移動がもたらすCO2排出禍について書いています。

One of the biggest problems, as the IPCC points out, is that the carbon emitted by air travel currently has "no technofix".

【ダーティ、けれど打つ手なし?】

ANA aircraft


飛行機での移動は便利この上ないのですが、温室効果という意味ではダーティです。飛行機による温室効果は地球全体に占める割合は1.6%に過ぎないのですが、例えばニューヨークと東京の往復フライトで1人当たりに換算すると1カ月四駆で走り回るのと同じくらい、すなわち乗客1人当たり2400キロのCO2を排出するのです。そして航空機の乗客は2025年までに現在の倍にあたる90億人に増えると予想されています。

On an individual level, a single long-haul flight can emit more carbon per passenger than months of SUV driving.-----and with annual airline passengers worldwide predicted to double to 9 billion by 2025, that growth is unlikely to abate.

さらに厄介なことは、飛行機の燃費効率は過去40年ほとんど変わらず、これからも抜本的な技術による解決は期待できないという意味で、発電所や車といった地上でのCO2排出源とは違うという点です。

【個人で出来ること】

ではどうすべきなのか?環境保護派を自認するチャールズ皇太子のように飛行機でのスイス休暇をキャンセルするか?しかしそれを一般の人たちに求めるのはあまりにも非現実的です。

あるいは自分で航空機を利用して排出したCO2分を植林プロジェクトに寄付するとかいう方法もありますが、これとて地球全体で見ると大した効果はないでしょう。

今のところは、僕ら個人は航空機利用には大きな温室効果というリスクがついて回るということを知っておくことしか出来ないというのが関の山だということです。みなさん、何かいい方法はありませんか?

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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

誇れる文化?裸の神事
【はだかの神事

時として外国人から日本の伝統の素晴らしさを教わることがあります。今週のタイム誌「グローバル・アドバイザー」のコーナーもそのひとつです。

はだか祭り

そこには「開幕?幸運の連鎖」("Curtain Raiser - STREAK OF LUCK")と題して、愛知県稲沢市にある国府宮神社のはだか祭りが紹介してありました。正直言ってこんな奇想天外な祭りがあるなんてこの記事を見るまで知りませんでした。

この「はだか祭」は正式には「儺追神事(なおいしんじ)」と言い、今から約1230年前、奈良時代、称徳天皇が、「全国の国分寺に悪疫退散を祈れ」と勅命を発した時、尾張国司が尾張総社である尾張大國霊神社で厄払いをしたのが、儺追神事となって現在まで伝えられているそうです。

【外国人から見たら?】

もし裸の男がとおりを歩いているのを目撃したら、あなたはきっと本能的に逃げ出すのではないですか? でもこの祭りでは逃げ出すどころかその裸男をみんなで追っかけまわすのです。何故? 外国人には興味津々でしょうね。

If you see a naked man walking down the street, your first instinct might be to flee. But for thousands of men in central Japan each winter, there's only one acceptable response: strip down to almost nothing and go chase him.

そう、毎年旧暦正月13日(今年は3月2日)になると、1万人近い裸の男衆がふんどしを締めて神社の周りに集まります。そして、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で威勢よく「なおい笹」(祈念を込めた布(なおいぎれ)を結び付けた青竹)を捧げ、拝殿へ駆け込み奉納するそうです。

そして、クライマックスは、午後4時30分頃、参道の一角に素っ裸の神男(しんおとこ)が、一団に守られてひそかに登場します。
神男に触れて厄を落とそうと凄まじいもみ合いになります。浴びせられる手桶の水は、体熱で湯煙となり立ち込めます。 そう厄払いの神事なのです。

勇壮で、厳粛な神事これは博多の祇園山笠にも通じるものがありますね。男衆の出で立ちも厄払いの意味もよく似ています。しかし山笠は七百年あまりの歴史ですが、このはだか祭りは1200年からの歴史があります。凄い。

外国人を寄せ付けない日本という国の神秘。ああ、日本人に生まれてよかったと意味もなく思ってしまいました。

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≪参考≫

※国府宮はだか祭り

※尾張大國霊神社(国府宮)

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

第一印象?モネの愛した日本
印象派モネと日本】

モネの絵

印象派の画家といえば、クロード・モネ。あの淡い色で描かれた睡蓮の池は多くの日本人に愛されている。そのモネの画風に日本の浮世絵や版画が深く影響を与えているとしたら・・・・これは日本人としては嬉しいことだし、なぜ日本人の心にモネの画風がピッタリはまるのかの理由もそこに見出せるのかもしれない。

そういうことを連想させる記事が1月29日号のタイム誌「第一印象」("First Impression")というタイトルで、掲載されている。もちろんImpressionは印象派のImpressionistと重なっているのだ。

※オンライン版タイム誌の記事"Monet's Love Affair with Japanese Art" dated on Jan.04,2007

【日本との出会い】

同誌によると、モネが日本と出合ったのは1871年。アムステルダムの食料品店の包装紙に描かれていた日本画だったそうだ。その一枚の包装紙がモネの人生、そして西洋画の歴史を塗り替えたのだ。

There he spotted some Japanese prints being used as wrapping paper. The purchase changed his life - and the history of Western art.

葛飾北斎

モネはその後も日本画を収集し続け、印象派の土台となった231もの版画が現在も残っており、2月25日までパリ郊外のマルモッタン・モネ美術館で公開されている。その中には歌麿、広重、北斎などの日本画家達の逸品が数多くある。

モネは1883年に着物姿の夫人を描いて、日本という国とその芸術に魅せられていることを隠したりはしていないのだが、これほど多くの日本版画を所有していたというのは本当に驚きだ。19世紀後半と言えば明治の黎明期で、ヨーロッパには日本から夥しい数の美術品などが海を渡っていたのだ。そしてヨーロッパの人たちに"Japonisme"と言われる日本ブームが巻き起こっていたのだ。

印象派の中の「日本」】

いづれにしてもモネと印象派の画風の中には、おそらく日本画の特徴である光と陰、色彩の微妙なバランス、曲線の美しさなどが取り入れられているのだろう。現実にあるものというより画家の想像力から湧き出た表現。日本的なるものと西欧の融合。一世紀以上の時を超えて天才モネと浮世絵画家たちのコラボレーションが胸を打つ。

Perhaps the greatest gift Japan gave Monet, and Impressionism, was an incandescent obsession with getting the play of light and shadow, the balance of colors and the curve of a line just right - not the way it is in reality, but the way it looks in the artist's imagination.

みなさんは印象派についてどう思われますか?

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京都よ、先ず隗より始めよ!?Going Green その2
【タイム誌への投稿】

1月29日のタイム誌の記事「京都よ、先ず隗より始めよ!」("Kyoto, Heal Thyself " TIME, January 29, 2007)について投稿しましたので公開します。

After reading your article about Kyoto, I really had a mixed feeling of proudness and shame as one of the Japanese in the land of the world second largest economy equipped with the most energy-efficient and eco-friendly technologies, but at the same time barely attained the target of slashing the Carbon output stipulated by Kyoto Protocol in 1997.

What is at stake now to save the planet from the global warming is to realize the harsh realities and to stand up by yourself to act, never to depend on the government, the green-conscious corporations.

In that sense, we should not forget that Kyoto gives us a lot of historical wisdom to harmonize with the Mother nature such as shrines and temples abound in green.


≪拙訳≫

京都についての貴記事を読んで、日本人のひとりとして自信と恥ずかしさが入り混じった複雑な気持ちにさせられました。というのは、僕がいるのは最もエネルギー効率がよく環境に易しい技術をもつ世界で二番目の経済大国でありながら、同時に1997年の京都議定書で定められた二酸化炭素の排出削減目標を達成できない国だからです。

地球温暖化からこの地球を救うのに必要なのは、厳しい現実を直視して、自ら立ち上がって行動することです。決して政府や環境対策を進めている企業に頼ることではないのです。

そういう意味で、京都という街は緑に包まれた神社や寺院のように自然と調和する歴史的な知恵を持っていることを忘れてはいけません。


【追記】

昨日、タイム誌のいつものGloriaさんから「採用するかもよ」という例のメールが届きました。昨年11月6日号で採用してもらったので、またしばらくは難しいかなあ?。

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Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

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京都よ、先ず隗より始めよ!?Going Green
京都議定書の目標】

CO2にまみれる京都

地球温暖化防止の枠組みは、1997年の京都議定書に始まる。もちろんその議決はあの自然と人間と歴史が見事に調和した日本の誇る都市、京都で行われた。

そこで決められたのは、温暖化の一因となる二酸化炭素等の先進国における削減率。2008年?2012年の間に1990年基準で日本?6%、アメリカ?7%、EU?8%といった目標だった。

しかし、アメリカは締結を見送ったためその効果に疑問符がついている上に、中国、インドといったBRICs諸国などの経済成長に伴い、エネルギー消費が急速に伸びて二酸化炭素も増加が続いている。

果たして、京都は、日本はどうなのだろうか?

【京都の面目】

残念なことに当時議長国だった日本は、自動車および業務・民生部門で大幅に増加し、+8%と目標達成は絶望的になっている。京都の面目は丸つぶれなのだ。

1月29日号のタイム誌は、「京都よ、先ず隗より始めよ」("Kyoto, Heal Thyself")と題して、緑溢れる街がその名を冠した議定書に相応しくあろうともがいていると伝えている。

Kyoto, Heal Thyself ---The city synonymous with green is struggling to live up to the agreement that bears its name

京都の寺社に行けばその静けさの中で人間がいかに自然と調和できるかを体感できるのだが、一方、そこを一歩出ると溢れるネオンサインや車の洪水にここもまたエネルギー消費にまみれたひとつの近代都市に過ぎないことを思い知らされるのだ。

It was a reminder that while Kyoto embodies the aspirations of that famous protocol, it is still a modern city, with all the energy, cars and carbon that implies.

日本は世界でも稀に見る省エネ大国だ。1973年以来工業生産は三倍になっているのに、製造業のエネルギー消費量はほとんど増えていない。

しかし、その日本の目標達成が絶望視されている背景には、個々の製品のエネルギー消費効率が飛躍的に改善している以上に、DVDや大型テレビ等エネルギー消費量の大きな製品が急増していることや、独身世帯の増加といった別の要因が関係してきているのだ。

【先ず隗より始めよ】

最も省エネが進んでいるといわれている日本が京都議定書の目標を達成できなければ、環境先進国という日本の誇りも歴史と伝統の街京都の面目もなくなってしまうだろう。

今こそ、僕ら日本人ひとりひとりが京都の精神に立ち返って、先ず隗より始めるべきだと思うがどうだろうか?

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