TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
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訂正?タイムへの投稿文
【別の投稿文が掲載?】

060626TIMECover

先日ご報告したタイム誌への投稿文ですが、今日のオンライン版のタイム誌を見ると採用されたのは6月5日号のタイム誌記事「キロ歩兵中隊の恥」("THE SHAME OF KILO COMPANY")についての僕の投稿文ではなくて、5月29日号のタイム誌記事「さようなら、小鳥さん」("Bye Bye Birdies")に対する僕の投稿文でした。訂正してお詫びします。
でもどっちでもいいや。採用されたことに変わりないんだから・・・

【僕の原文との比較】

ではタイム誌の編集者が手を入れた文章と僕の文章を比較して掲載します。

《タイム誌に掲載された投稿文》 ・・・掲載されているタイム誌のオンラインページはここをクリック!

Like Canaries in a Coal Mine
I was shocked to learn from "Bye Bye Birdies" [May 29] that climate change may be killing migratory birds. I had no idea there was a link between declining bird populations and global warming. We should not forget that the death of even a single bird because of environmental factors can be linked to the fate of human beings, since we all depend on the health of our ecosystem.
XXXXX XXXXX
Fukuoka, Japan

<拙訳>

「炭鉱のカナリアのように」

貴記事「さようなら、小鳥さん」(5月29日付)を読んで気候変動によって渡り鳥が死んでいるのを知りショックでした。鳥の数の減少と地球温暖化が関係しているなんて考えたこともありませんでした。忘れてはならないのは、環境要因でたとえ一羽の鳥が亡くなったとしても、それは人類の運命につながっているということです。なぜなら僕らはみんな生態系が健全かどうかに依存しているからです。


《僕の原文》

Bye Bye Birdies Page 44  TIME, May 29, 2006

How shocking it is to know the number of migratory birds was dropped sharply! I have never thought about a close relationship between migratory birds and global warming as you pointed out in your article.

We should not forget the fact that even the death of a single bird affected by global warming is closely linked to the fate of human beings since it could lead to the all-out deterioration of the ecosystem on which we heavily depend.



<拙訳>

「さようなら、小鳥さん」 2006年5月29日号タイム誌44ページ

渡り鳥が急激に減っているのを知り、ショックでした。貴記事が指摘するように渡り鳥と地球温暖化に密接な関係があるなんて考えたこともありませんでした。

忘れてはならないのは、地球温暖化でたとえ一羽の小鳥が亡くなったとしても、それは人間の運命に密接につながっているということです。なぜなら、その一羽の鳥の死が将来自分達の拠り所である生態系の全面的な破壊につながっていく可能性があるからです。


う?ん、僕の文章が稚拙だからそのまま載せてくれないのかよくわかりませんが言いたいことはキチンと載せてくれているのでよしとしましょう。

タイム誌の編集者さん、今回は「合格」です。


≪参考≫

「さようなら、小鳥さん」・・・5月30日付の僕のブログ記事

「さようなら、小鳥さん?その2」・・・5月31日の僕のブログ記事
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テーマ:アフリカ - ジャンル:海外情報

緊急特報?僕の投稿文がタイム誌に!!!
【タイム誌より吉報届く!】

050411TIMECover

やった?、タイム誌から久しぶりに吉報が届きました。6月5日号のタイム誌記事「キロ歩兵中隊の恥」("THE SHAME OF KILO COMPANY")についての僕の投稿文が6月26日号のタイム誌アジア版に掲載されます。昨年の4月11日号掲載以来、実に1年2ヵ月ぶりになります。アホだなあと思いつつ、二週間に一回ずつ投稿を続けていますが、やっぱり採用されるとウレシイですね。

ああ、次週のタイム誌が来るのが待ち遠しい。ワクワクしますね。是非皆さんも店頭で見てみてくださいね。

※写真は前回採用されたときのタイム誌のカバー

よ?し、また頑張るぞ?。タイム誌に挑戦だ!

【タイム誌からの投稿採用の通知文】

以下のメールがタイム誌からの採用通知です。

Dear Mr. ×××:

I am pleased to tell you that excerpts from your letter will be published in the June 26 issue of TIME, which will be available on newsstands Monday, June 19. Thank you very much for letting us hear from you. We're sure that other TIME readers will be interested in your comments, too.

Sincerely,
Robert Cushing


「拝啓 貴殿の投書をタイムの6月26日号に掲載します。6月19日の月曜日にはニューススタンドで手に入れることができます。投書をいただきありがとうございました。他の本誌読者も貴殿のコメントに興味をもたれることを確信しています。 敬具 ロバート・クッシング」

《参考》

ご参考までに採用される予定の投稿文を載せた僕のブログ記事と過去に採用された投稿文に関する僕のブログ記事を掲載しますのでご興味のある方はクリックしてね。

「繰り返される戦争の狂気?ハディーサでの悲劇その2」・・・2006年6月10日

「タイム誌への掲載文と原文の違い」・・・2005年4月9日

「インターネットとタイムへの投稿」・・・2005年3月17日

その他、タイム誌の記事に関する僕のブログ記事は"Categories"の欄の「タイム誌と自分の主張」をご覧ください。

テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

老いて輝く?ポール・ニューマン
【老いて輝く名優】

ポール・ニューマン

ポール・ニューマン・・・映画好きの人でこの名前を知らない人はモグリです。とりわけ、「明日に向かって撃て」「スティング」でのポールは素晴らしかった。そんな彼は最近スクリーンで見ることはなくなったけどどうしているのかなと思ったら6月12日号のタイム誌の"PEOPLE"欄に近況が紹介されていました。

すでに81歳。でも写真で見る顔は若いころのエネルギッシュさはないものの、ルースに締めたネクタイ、シルバーに染まった髪、わずかに見える眉間の皺、やさしい目の輝き、それらすべてが老いてなお輝く名優のしたたかさを感じさせます。

それもそのはず、自分が身体を縦横無尽に動かすことはできないならばとばかり、「Newman's Own(ニューマンズ・オウン)」というブランド名でドレッシング、パスタソースなど多様な商品を世界規模で販売、その売り上げから得られる全利益を寄付したり、長男ウィリアム・スコットをドラッグ中毒で亡くしたのを機に、麻薬撲滅運動などにも力を入れたり、俳優以外の世界で多彩な活動を展開しつづけているのです。それに車好きが昂じて、自分のレーシング・チームも持っているそうです。そういうところに自然に染み出てくる「輝き」があるのでしょう。

【声優として映画出演】

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もちろん、ボランティア活動だけでなく本業の俳優としては、今年公開予定のピクサー製作、ディズニー配給のアニメ映画"Cars"の名レーサー/ドック・ハドソンの声優として出演しています。それにもう一本くらいは映画出演を考えているようです。

インタビューでは、車好きの彼が今乗っているのがトヨタの「プリウス」だと答えていました。うれしいですよね。

What was the first car you ever owned? What kind of car are you driving these days?

First car was a 1937 Packard. Paid 60 bucks for it in 1947. Today I drive a Prius, a hybrid SUV and a Volvo wagon with some "stuff" in it.

ボルボには何を乗せて走ってるんでしょうね?ルアーフィッシングの道具かなあ・・・本人に聞いてみたいなあ?

老いて健在、自由人。こういう人間に僕もなりたい。

テーマ:好きな俳優 - ジャンル:映画

サッカーが世界のスポーツになった訳
【サッカーとフットボール】

昨日はテレビの前で茫然自失となったW杯日本対オーストラリア予選。日本に限らず世界中が今ドイツのフットボールに注目している。えっ、フットボール?いや、サッカーでしょ。

イギリスのフットボール

そう、サッカーはイギリスで誕生したためイギリスではもちろん世界的にも英語ではフットボール(football)と呼ぶのが一般的だ。フリー百科事典のウィキペディアによると、サッカー(Soccer)と言う名称は、アソシエーション(協会式)フットボールAssociation Footballが転化した言い方で他のフットボールと区別する必要が生じた際に用いられる傾向が強いとのこと。例えばアメリカではアメリカンフットボールと区別するため、サッカーと呼ばれる。一方日本では、フットボールとは、サッカー以外に、アメリカンフットボール、ラグビーを含めた広義で解釈される傾向が強いため、一般的には用いられないとのこと。なるほどと納得した。 (写真はフットボールを楽しむ英国のプライベートスクールの生徒達)

ところで、どうしてフットボールはここまで世界中で親しまれるスポーツに成長したのだろう? 6月12日号のタイム誌「世界的ゲーム」("THE GLOBAL GAME")と題して、かつてはヨーロッパの労働者階級のスポーツにすぎなかったこのスポーツが、なぜ地球上の5人に1人、トータル10億人以上が熱狂するほどグローバルになったかを分析している。

【簡単、熱いファン層、TVの力】

サッカーはそのシンプルさ故にどこでも楽しめる、そしてルールもわかりやすく複雑な設備も必要ない・・・こういう性質が世界的スポーツになった大きな理由のようだ。

The game's very simplicity means that it can be enjoyed anywhere. The rules are easy to understand, and no complicated equipment is required.

もうひとつの理由は、おらがチームを熱く応援したくなる一体感。最初は地元チーム、そして国の代表チームへとつながっていくのだ。

But second, and just as importantly, football very early became a mass-spectator product, one whose fans had a fervent identification with their chosen teams. Fandom was originally - and most of the time remains - something reserved for local clubs. But as international competition grew, it quickly became associated with national teams, too.

自国のチームが勝てば戦争などしなくても愛国心の高揚につながる。宗教も人種も国境も超えて世界をつなぐサッカーの持つ魔力。

忘れてはならないのは、最近のサッカーファンの世界的増加にはテレビの普及も一役買っていることだ。本場欧州、南米以外でも、卓球の中国、クリケットのインドにまで広がっているのだ。

TV has been crucial in expanding the appeal of football outside the heartland of Europe and Latin America.

【負の側面を乗り越えて】

もちろん、いいことばかりではない。サッカーを巡る行き過ぎた博打、スキャンダル。英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインといった強力な西欧リーグによる力にまかせた世界中からの有力選手引き抜き。度が過ぎるとアフリカの子供たちの人身売買にまで発展しているのだ。しかし、サッカーが世界的スポーツとして今後も発展していくためにはこういった負の側面を乗り越えていくことこそがサッカー関係者に課された責務だろう。

虹を掴む

翻って日本。1993年のJリーグ誕生前はそれほど人気もなく、企業名をチームの名前に冠したアマチュアサッカーは、川淵キャプテンの強力なリーダーシップとドイツのような「地域に根ざしたスポーツクラブ」を日本にも創ろうという高い理想によってJリーグというプロスポーツに生まれ変わり、ワールドカップで強豪と渡り合えるほど実力をつけた。(Jリーグ誕生秘話は6月に上梓された日本サッカー協会キャプテン川淵三郎著「虹を掴む」に詳しい。この本、素晴らしい本です。)未だよちよち歩きの日本サッカーだが、ワールドカップでの優勝や国内の「体育」教育からの脱皮に加えて、日本の武士道精神をサッカーにも取り入れて世界のサッカーが抱える負の側面の解決にも力になれるような存在になってほしいと願う。

オーストラリアに負けたニッポンの選手達。一時の勝ち負けだけが日本の存在意義ではありません、正々堂々と日本精神を世界に見せてください。

テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ

W杯開幕?イメチェン図るドイツ
【いよいよ開幕、ドイツW杯】

サッカーファンが待ちに待ったドイツW杯が9日始まりました。

ドイツW杯開幕式

 サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会が9日、ミュンヘンW杯スタジアムで開幕した。1974年西ドイツ大会以来のドイツでの開催で、東西統一後は初の国家的イベントとなる。
 7月9日(日本時間10日未明)のベルリンでの決勝まで64試合が行われ、開催国ドイツと各大陸予選を勝ち抜いた国・地域の計32チームが世界の頂点を目指す。(6月10日付読売新聞)


開幕にふさわしい晴天となったミュンヘンのスタジアムは6万6千人の観衆で埋まり、1ヶ月におよぶ一大イベントのスタートに酔いしれていました。そして、ドイツ市民の期待に応えて、1次リーグA組の地元ドイツチームが4?2でコスタリカを破りました。そのドイツ、このW杯を自国のイメチェンに活用しようと張り切っているそうです。

【堅物ドイツから楽しいドイツに】

6月12日号のタイム誌にワールドカップ特集記事で「ドイツの新しい競技場」("Germany's New Pitch")と題して、サッカーの勝ち負けより世界的スポーツ大会であるワールドカップをドイツの新しいイメージ作りに活用しようとする思惑を紹介しています。

2006FIFA World Cup

ドイツのイメージチェンジ?そう、最悪はヒトラー、いいものでも「ドイツ人は時間に厳格でビジネスライク」といった堅物のイメージが定着しています。

例えば、ファイナルゲームが行われるベルリンのスタジアムは規模と言いアクセスのよさといい文句ない施設ですが、問題はアドルフ・ヒトラーが1936年のオリンピック開催に備えて国威発揚のために建てた世界中が思い出したくない施設なのです。

It had been built on a grand scale, with 76,005 seats, and was close to the center of Berlin. The only problem was its history; the stadium had been constructed by Adolf Hitler for the 1936 Olympic Games.

今回ドイツは、そんな敢えて思い出したくない歴史さえも呑み込んで、ドイツに対するステレオタイプのイメージをぶち壊し、新しいドイツをアピールしようと試みているそうです。曰く、ドイツのリブランディング(ブランド再構築)!

"We are doing a kind of national rebranding." "The Cup is a unique opportunity,"Merkel said recently, "for Germany to present herself as a hospitable, joyful and modern nation, bursting with ideas".

「ホスピタリティに溢れ、楽しくモダンな国?ドイツ」とでも言いましょうか。

【頑張れ、ドイツ】

そういえばドイツからの中継に出てくるドイツ市民の表情は総じて笑顔で明るく、ホスピタリティいっぱいという印象が強いですね。きっとドイツ国民がみんなワールドカップそのものを楽しんでいることに加えて、国を挙げてドイツのイメチェンを図ろうと意識しているからだと思います。

僕もどちらかというとステレオタイプのドイツのイメージが強かったのであまり好きになれませんでした。でも昨年の夏、フランクフルト、ローテンブルク、ハイデルベルグ、ミュンヘンと回ってみて重厚な歴史と近代的な側面が見事に調和し意外に素晴らしい国だなあと思いましたが、ワールドカップ後にさらに「ホスピタリティに溢れ、楽しくモダンな国?ドイツ」のイメージが定着すればまた行きたくなるのではないかと思います。 頑張れ、ドイツ!

《参考》

2006FIFA ワールドカップ公式ページ

テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ

繰り返される戦争の狂気?ハディーサでの悲劇その2
【タイム誌への投稿】

6月5日号のタイム誌記事「キロ歩兵中隊の恥」("THE SHAME OF KILO COMPANY")について投稿しましたので公開します。ご質問やご指摘などございましたらコメント歓迎いたします。なお、この記事については6月8日に当ブログに書きましたので併せてご覧ください。

The Shame of Kilo Company Page 20  TIME, June 5, 2006

What led such proud and brave men of U.S.Marines to a horrible and shameful conduct of killing Iraqi civilians if it is revealed to be true?

War sometimes leads a man to madness, how he is well trained to be self-controlled with strict military discipline. If his company is killed in a life or death battlefield, anything could happen with his anger and madness. But that can never be an excuse to kill innocent children and women.

I strongly hope the US government as well as media unravel the truth of this incident to restore the prestige of US Marines and America itself if it still exists.


《拙訳》

キロ歩兵中隊の恥 2006年6月5日号タイム誌 20頁


もし今回の事件が事実としたら、勇気と誇りに満ちた米海兵隊員はなぜイラク市民を殺害するという恐ろしく恥ずべきことをしたのだろうか?

戦争は人を狂気に導く。たとえ軍隊の厳しい規律があってどんなに訓練されて自己コントロールが出来るとしてもだ。生きるか死ぬかの戦場で仲間を殺されたら、怒りと狂気で何が起こるかわからない。しかし、だからといって無垢の子供や女性を殺す言い訳にはならないはずだ。

米国政府とメディアは海兵隊とアメリカ自身の名誉回復のため事件の真実を解明してくれるよう強く望む。もしも未だ名誉が存在するのならば。



《参考》

「繰り返される戦争の狂気?ハディーサでの悲劇」・・・6月8日付の僕のブログ記事

【追記】

昨晩、タイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。今度は採用してくれないかなあ?

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters

テーマ:国際ニュース - ジャンル:ニュース

繰り返される戦争の狂気?ハディーサでの疑惑
【狂気の疑惑】

戦争は人を狂気に導く。どんなに訓練された軍隊でも戦友を目の前で殺された怒りに震えて見境もなく女子供までに報復する。タイム誌のスクープをきっかけにイラクでの米軍の虐殺疑惑が浮上している。

6月5日付のタイム誌「キロ歩兵中隊の恥」("The Shame of Kilo Company")と題して、イラク/バクダッド近郊の町ハディーサで起こった米海兵隊による女性・子供を含む24人のイラク市民虐殺疑惑について報じている。この記事は同誌3月27日号に掲載されたスクープ記事 「ハディーサの朝」("One Morning in Haditha") の続報だ。

ハディーサの悲劇

事の経緯はこうだ。昨年11月9日朝、イラク中西部の町ハディーサで隊列を組んで走行していた米海兵隊の車の行く手にイラク人の若者4人のタクシーが現れた直後、リモコン爆弾が米軍車両近くで爆発。海兵隊員1人が死亡。その巻き添えで15人のイラク市民が亡くなったとの当初の米軍発表があった。しかし、その後この発表は真実ではなく、実際は怒り狂った海兵隊員が近くの民家のイラク人(女性・子供を含む)24人を虐殺したのではないかという疑惑が浮上するとともに海兵隊の上官たちもその事実を隠蔽しようとしたというのだ。そして、数人の海兵隊員が現在刑事責任を問われている。(写真は虐殺されたと見られるイラク市民)

Sparked by a TIME report published in March, a U.S.military investigation is probing the killing of as many as 24 Iraqi civilians by a group of Marines in the town of Haditha last November. Several Marines may face criminal charges, including murder. And new revelations suggest that their superiors may have helped in a cover-up

【真実はどこに】

ハディーサの米海兵隊

キロ歩兵中隊のホームページ(Kilo Comapny,3rd Battalion, 1st Marine Regiment)を見ると誇らしげに立つ中隊長の写真とともに、市街地での接近戦を戦う中隊の自信がみなぎっている。なぜ、誇りある海兵隊が女・子供までも殺害するに至ったのか?

冷静に考えればこれほどインターネットなどの通信手段が発達している現代社会では、どんな些細なことでも針の一穴から漏れる可能性はそこらじゅうにあるということはわかるはずだ。事実、今回の「事件」もイラクの人権擁護団体がタイム誌に提供した虐殺の疑惑を示すビデオ映像や家族を殺され生き残った9歳の少女エマン(Eman)さんの証言などが出てきている。

生死を共にする海兵隊員は、まさに戦地で一心同体の思いで戦っているだろうから仲間を殺された怒りが怒りを誘い、仲間意識で上官までもが事実を隠蔽しようとするのは悲しい人間の性といってしまえばそれまでだ。しかし、無抵抗で殺された市民は報われない。米国は政府はもちろん報道機関も国の威信を賭けて、徹底的に真実に迫ってほしいと願う。

【いつか来た道】

それにしても米国の様子が最近とくにおかしくなってきている。今回の事件はニューズウィークが米軍の調査が進めば「ベトナム戦争時のソンミ村虐殺事件以来、最悪の虐殺と判明する可能性がある」と伝えているように、米国にとっては恥ずべきことだろう。

この事件以外にも9/11以降、グアンタナモ収容所のテロリスト被疑者への人権侵害、イラク旧アブグレイブ刑務所でのイラク人虐待事件など日増しに米軍の狂気がエスカレートしていることを示す事件が目白押しだ。

テロとの徹底抗戦は必要だ。しかし、モラルも何もかなぐり捨てて突っ走っているように見える現在のアメリカのやり方は長続きしないと思うのは僕だけだろうか。それは自由と民主主義を唱えて戦ったベトナムで手痛い敗北を喫し、その後の自国の精神の荒廃という高い代償を払った時代と同じではないか。

テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

フライト予約の新サービス?「シートメイト」
【隣は何をする人ぞ!?】

飛行機に乗って意外に困ることって何だと思います? 

機中

そう、二人以上一緒に予約しない限り隣が誰になるかは座って見なければわからないことですよね。

特に通路側の席が知らない人で、自分が窓側や中間の席に座ったとき。

トイレに行くとき、いちいち断りを入れないといけないし・・・。僕も昨年の夏ヨーロッパに行くとき、まさにそういう苦い体験をしました。

それから、本を静かに読んでいたいのに隣の人がやたら話しかけてくるとき。

そういう飛行機での隣の席のリスクを軽減してくれるサービスがあるそうです。

【新サービス"AirTroductions"】

6月5日号のタイム誌のコラム"TIME GLOBAL ADVISER""SEATMATES"という記事が載っています。これはまさに隣席の人を事前に指定できるサービスについての紹介です。

発案したのは33歳の米国人マーケティング/PR担当取締役Peter Shankman氏。オンラインでのサービス名は「エアトロダクション」("AirTroductions")。 「機上での友達紹介」の造語。粋ですね。

AirTroductionのサイトはここをクリック・・・・"airtroduction.com"

Peter Shankman sees air travel as a risky business. But it's not the plane he worries about. It's the empty seat on his left - and who's going to fill it.

昨年秋からサービスをスタートして、すでに世界中で1万4千人もの会員を獲得しているそうです。手続きは簡単。自分のプロフィールを上記サイトに登録して、フライトの詳細を知らせれば好みを同じにする同じフライトに乗る会員とマッチングさせてくれるというもの。

そうすれば飛行場で会って一緒に乗ることが出来、長時間のフライトで隣席に気兼ねすることはなくなるというわけ。料金は1人5ドルとか。

こりゃ、簡単だけど素晴らしいサービスですね。みなさんも一度考えてみてはどうですか。詳細はサイトで確認くださいね。

テーマ:海外交通 - ジャンル:海外情報

自閉症克服に向けた英知
【自閉症のイメージ】

060529TIMECover

「自閉症」と聞いて皆さんはどういう人を連想されますか?僕は「ひきこもり」やうつ病に近いものだと思っていました。しかし、これは自閉症に対する誤った認識であることがタイム誌の記事でわかりました。

5月29日付のタイム誌のカバーストーリー 「自閉症児の心に迫る」"INSIDE THE Autistic Mind"には、最新の脳医学の知見と自閉症児の告白によってこの謎の多い病気が解明されようとしていることがレポートされています。

A wealth of new brain research - and poignant testimony from people who have autism - is lifting the veil on this mysterious condition

「自閉症」とは英語のAutismの翻訳からきているようですが、自閉という響きが誤ったイメージを植えつけるのではないかと思います。

【ハンナの奇跡】

この記事の冒頭に出てくる自閉症児ハンナちゃんの話は、自閉症を正しく理解している大人でも「はっ」とさせられる感動的なものでした。ハンナの13回目の誕生日の数日前に「奇跡」が起こったのです。

両親やセラピストや先生達のハンナを救うための献身的な努力の末に、コンピューターを使うことをはじめた矢先、典型的な自閉症児としてなにも出来ないと思われていたハンナがついに大人たちの質問にキーボードを叩いて答えたのです。

「おかあさん、好きよ」("I love Mom")

この出来事以後、ハンナは高校の生物学、数学、古代史などを勉強し始めたのです。それにしても、アメリカ人の子供達の実に166人に1人が自閉症になるという現実のなかでハンナの話は自閉症児をもつ多くの両親に一筋の光明をもたらしたのは間違いないでしょう。

【解明進む自閉症】

ハンナの例だけでなく、最近自閉症に関して今までの常識を覆すような新しい知見が明らかにされようとしています。

Its causes are still uncertain, ........But slowly, steadily, many myths about autism are falling away, as scientists get a better picture of what's going on in the bodies and brains of people with autism and as more of those who are profoundly affected, like Hannah, are able to give voice to their experience.

例えば、自閉症も癌などと同じくちゃんとした原因となるものが沢山ある病気なのだということ。また、従来考えられていた自閉症は小脳の障害だというのは間違いで脳全体に広がる病気ではないかということ。免疫機能が自閉症の重要な鍵になることなどなどです。

さらに多くの研究者が信じているのは、自閉症は遺伝的要素と環境の両方が引き金になって発病するということです。

【偏見を捨てて自閉症児に救いの手を!】

とかく日本では障害を持つ子供にいわれなき偏見を持ち、知らず知らずの間に仲間はずれにしたりすることが多いのではないでしょうか?自分も恥ずかしながらそういう冷酷な面を持ち合わせていると反省しました。

今一度、この記事を読み直し一人一人が自閉症や障害をもつ子供たちのことを真剣に考える機会を持つことは、僕やみなさん自身にとっても大切な命の選択だと思いませんか?こういうチャンスを与えてくれたタイム誌に感謝!

テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

サル語の会話
【サルが喋る?】

サルが喋るって本当ですか?だとしたらどんなサル語?

5月29日号のタイム誌の「Notebook」のトピックのひとつとして「僕らもしゃべります」"We've Got Something to Say"と題して、サル語が取り上げられています。

スコットランドのセント・アンドリュー大学の研究者が「ネイチャー」誌に発表した論文によると、サルは確かに簡単な口頭でのコミュニケーションをするというのです。信じられますか?

【ピャオ、ハック!】

そう、ナイジェリアの国立公園(Gashiaka Gumti National Park)にいる子犬のような鼻をしたサルくんは、肉食動物が近づいてきたとき、仲間に危険を知らせる言葉を発するそうです。
しゃべるサルくん

ヒョウが近づいてきたら、「ピャウ」("Pyow")

ワシが頭上に近づいてきたら、「ハック」("hack")

安全な場所にみんなで行くぞと言うときには、「ピャウ・ハック」("pyow-hack")と言うそうです。「レッツ・ゴー」ですね。


チンパンジーやイルカがお互いの交信のために音を出しているのは以前から知られていましたが、今回のように二つの単語を結びつけてフレーズとして使うというのは人間しか出来ないと考えられていたのです。驚きですね。

今度、動物園に行ってサルたちに「ピャウ・ハック!」って問いかけて見ましょうか?

テーマ:アフリカ - ジャンル:海外情報

さようなら、小鳥さん?その2
【さようなら、小鳥さん】



昨日の僕の記事をもとにタイム誌に投稿しましたので、その投稿文を公開します。



Bye Bye Birdies Page 44  TIME, May 29, 2006
絶滅する渡り鳥

How shocking it is to know the number of migratory birds was dropped sharply! I have never thought about a close relationship between migratory birds and global warming as you pointed out in your article.

We should not forget the fact that even the death of a single bird affected by global warming is closely linked to the fate of human beings since it could lead to the all-out deterioration of the ecosystem on which we heavily depend.




【拙訳】


渡り鳥が急激に減っているのを知り、ショックでした。貴記事が指摘するように渡り鳥と地球温暖化に密接な関係があるなんて考えたこともありませんでした。

忘れてはならないのは、地球温暖化でたとえ一羽の小鳥が亡くなったとしても、それは人間の運命に密接につながっているということです。なぜなら、その一羽の鳥の死が将来自分達の拠り所である生態系の全面的な破壊につながっていく可能性があるからです。



【追記】

昨晩、タイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。なかなか採用してくれませんが・・・

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters

テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

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