TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
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日本人が自分を意識するとき
【ポッドキャストのガイダンス】

5月1日号のTIMEの2回目のポッドキャスティングがiTuneに届いた。さっそくiPodで聞いてみると、今回も五つほどの記事が取り上げられていて、そのひとつに「日本人が日本人自身を意識するとき」という説明で50頁のTIME GLOBAL ADVISER "UNDER THE SKIN"という記事が紹介されていた。

ポッドキャストがなければ目に留めなかった記事だ。

【サンフランシスコ現代美術館によみがえる日本の過去と未来】

それは5月13日から8月13日まで開催されるサンフランシスコ現代美術館での写真展の案内だった。一面に赤線全盛時代の着物姿の売春婦が鼻からタバコの煙をふかせているモノクロ写真だ。かなりインパクトがある。

それらの写真はShomei Tomatsuという写真家のもので、写真展にいけば西洋人に日本人が日本人自身をどのように見ていたのかがいくらかでも伝わるのかもしれない。

特に注目されるのは長崎の原爆に関する写真の数々だ。熱で溶けたボトルや放射線の残滓など1945年の被爆の現実が生々しく写真に収められているとのこと。

日本の過去と未来をひとりの日本人写真家が見つめた写真展。少しでもアメリカ人や西洋人たちが日本を理解する一助になってくれればと想う。

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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

女王陛下の誕生日
【祝! 女王陛下のご誕生日】

4月21日、エリザベス女王が80歳の誕生日を迎えられた。

英国のエリザベス女王は21日、80歳の誕生日を迎え、国内は祝賀ムードに包まれた。女王が滞在するロンドン郊外のウィンザー城では、午前中に21発の祝砲が撃たれた。女王は正午(日本時間午後8時)過ぎ、ピンクのコート姿でフィリップ殿下とともに歩いてウィンザーの町中に。詰め掛けた人々から笑顔で花束やカードを受け取った。
バッキンガム宮殿によると、20日までに誕生日を祝うカード2万通と電子メール1万7000通が届いた。女王は1952年に即位。50年以上に及ぶ在位期間には、これまでチャーチル首相(2期目)からブレア首相まで10人の英首相が仕えてきた。 (4月21日付共同通信)


エリザベス女王陛下、ご誕生日を心からお祝い申し上げます。

【女王陛下の仕事は終わらない】

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4月17日号のタイム誌の表紙は「80歳のエリザベス女王」で飾られた。そして34頁から41頁まで8ページに及ぶ記事の中で、エリザベス女王の仕事振りを執務室でのショットやフィリップ王子達とのツーショットをちりばめながら特集している。

A Women's Work is Never Done. She has been in the public eye for 80 years, but what precisely does Britain's Queen do? TIME looks inside Monachy Inc.


※タイム誌のエリザベス女王に関する記事はここをクリック!!


但し、女王陛下はインタビューはたとえタイム誌といえども受け付けていない。聞かれるよりも静かに「観られる」ほうを好まれるからだ。それが英国王室の威厳を保つことにもつながるのだろう。

その女王陛下の重要な仕事といえば、大きく二つあるとタイム誌は言う。ひとつは議会の開会と解散、外遊と外国の要人との食事などを司るhead of stateとしての役割、そしてもうひとつは英国の統一性とアイデンティティ、首相がころころ交代するような変化の早い世界での英国の継続性を自ら体現するなど、head of nationとしての役割がそれだ。

Yet she still derives power from her twin roles as head of state - the one who opens and dissolves Parliament, makes splashy visits abroadand hosts dinners for foreign leaders - and head of nation, a focus for British unity and identity, rewarder of excellence, a visible oasis of continuity in an accelerating world, even as Prime Ministers(she's had 10) come and go.

これほど重たい役割を担いながら、時には問題も起こす息子達を気遣いつつ、粛々とエレガントに、時にはテキパキと公務をこなしていくエリザベス女王に国民が敬意を表して、出来るだけ長く女王陛下としてとどまっていて欲しいと願うのは自然の流れだろう。

【いづれ訪れる王位継承】

しかし、人間は誰も永遠に生きることは出来ない。国王だって例外ではないのだ。いつの日か王位継承の日がやってくる。

そのとき王位継承者は、エリザベス女王ほどの存在感をもって君主国家としての英国の威厳を保てるのだろうか? これは決して他人事ではないということを皇室を擁する国の僕らも肝に銘じておかないといけない。

皆さんはどう思われますか?

テーマ:国際ニュース - ジャンル:ニュース

ついにTIMEとiPodが連動!!
【長年の夢が現実に!】

タイム誌がiPodでポッドキャスティングされればいいのになあ?

そう思っていたら、やってくれました。タイムよ、ありがとう。

4月24日号のタイム誌が今日、いつもの通りシンガポールから配送されて我が家まで送られてきました。その封筒に 「タイムマガジンポッドキャストフォージャパン」("TIME Magazine Podcast for Japan") と題して、坊主頭の男性の頭に「今すぐCheck! www.eigoTown.com/time/ 」と書いてあります。

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そう、ついにタイム誌が日本の新規読者開拓と既存の読者向けに、Podcastを利用した英日バイリンガル放送を始めたのです。これは僕の長年の夢でした。

タイム誌を読んで、iPodを聞く。かっこいいじゃないですか。

ニューズウィーク誌は日本語版が発売されるようになって誰でも読めるようになってからは、興味を失ってしまいました。でもタイム誌は違う。これだけ英語、英語と言われている日本で、ハイレベルな読者層に的を絞り、あくまで日本語版などは出さなかった。それはそれで凄いことだと思っていましたが、やはり少しは日本の読者層へのサービスも欲しいと思っていたのです。

それがポッドキャスティングという形で実現した。さすが、タイム誌だなあと感心して今今週号を読み始めています。

【創刊号のポッドキャスティングの中身】

創刊号の放送内容は7分程度。

今週号のタイム誌のカバーストーリーになった、来月映画でも放映されるあのダ・ビィンチ・コードに出てくるカトリックの秘密組織オパス・ディ(Opus Dei)の記事、ガン細胞に関する記事、新しいタイプの広告掲示板についての記事、タイムエッセイなどについて日本女性とネイティブが日本語と英語でわかりやすく解説しています。

タイム誌を購読していなくても、このポッドキャスティングを聞けば毎週タイム誌の重要な記事が聞けるのです。こんなにinformative & excitingなことはないですよ。

「タイムマガジンポッドキャストフォージャパン」("TIME Magazine Podcast for Japan")登録無料。iTunesから入って登録すればその日から楽しめます。みなさんも聞いてみませんか?

僕は明日から通勤時にiPodで聞くつもりです。

テーマ:ビッグなお知らせ!! - ジャンル:ニュース

退役軍人の声に耳を傾けよ!
【退役軍人達の貴重な声】

先日お伝えしたイラク戦争の失敗に対する退役軍人達の勇気ある告発。ブッシュ大統領は政権への痛手になることを避けるためにすかさずラムズフェルド国防長官を全面的に擁護する声明を出した。

しかし本当にそれでいいのだろうか。少なくとも声を挙げた退役軍人達はイラクの戦場、すなわち現場で戦っている側の人間だ。戦場にいない為政者や政策決定者は現場の声に真摯に耳を傾けるべきではないだろうか

【タイム誌への投稿】

そういう思いをニューボールド元海兵隊中将の寄稿文「なぜイラクは失敗だったのか」("Why Iraq Was a Mistake")に対する意見としてタイム誌に投稿しましたので公開します。

Why Iraq Was a Mistake Page 30  TIME, April 17, 2006



Retired Lieut. General Newbold is bold enough to choose your space to openly challenge the grave mistakes of Iraq War by Ramsfeld and other policymakers in the Pentagon and the White House. I am sure that he did it after great agony and pressure. He may be only one of many high-ranking generals in the US military operating in Iraq, but the important thing is that he was on the spot in Iraq and knew what was done over there. In that sense, Defense Secretary and his supporters should listen sincerely to those dissented to better handle the crippled operations in Iraq and to restore trust from all over the world.


≪拙訳≫

「なぜ、イラクは失敗だったのか」  30頁 2006年4月17日付タイム誌

ニューボールド元海兵隊中将が大胆にも貴紙面を選んでラムズフェルド氏とペンタゴン・ホワイトハウスの政策決定者達のイラク戦争での重大な失敗について公に批判している。ニューボールド氏はきっと苦悩とプレッシャーの末に公表したのだろう。彼はイラクで作戦行動をしていた米軍の多くの上級将校のひとりにすぎないかもしれないが、重要なことはイラクの戦場に彼は居て、そこで何か起こったか知っているということだ。その意味で、国防相と側近は批判に素直に耳を傾け、にっちもさっちも行かなくなっているイラクでの作戦を少しでも改善し、世界中の信頼を回復すべきではないか。
軍人たちの反旗―ラムズフェルド閣下へ
【軍人たちの反旗】

イラク戦争を指揮するラムズフェルド国防長官に反旗を翻す退役軍人の声が日増しに大きくなっている。ついにブッシュ大統領も座視できなくなったようだ。

イラク戦争の指揮をめぐりラムズフェルド国防長官の辞任要求が広がっていることを受けてブッシュ米大統領は十四日、「全面的に支持する」と声明を出して擁護した。大統領が現職閣僚の進退について声明を出すのは極めて異例の事態で、イラク情勢が混迷するなか、辞任の観測が広まるのを早期に打ち消す狙いとみられる。(4月15日付産経新聞)
ラムズフェルドとブッシュ

すでにそれら退役軍人の数は6人に上っている。3月19日にニューヨークタイムズ紙に寄稿したイラク治安部隊訓練を指揮していたイートン元陸軍少将、中東地域担当の中央軍司令官だったジニ元陸軍大将、イラク北部で歩兵大隊を率いたバチスト元陸軍少将、統合参謀本部で作戦指揮していたニューボールド元海兵隊中将などなど。

いったい、何故、今退役軍人が次々にラムズフェルド国防長官に異を唱え始めたのか。何が問題なのだろうか。

【退役軍人の発言の重み】

4月17日号のタイム誌にニューボールド元海兵隊中将は「なぜイラクは失敗だったのか」(“Why Iraq Was a Mistake”)と題して、イラク戦争開戦から今に至る政策の失敗を痛烈に批判、ラムズフェルド国防長官を筆頭に国防総省の現メンバーの入れ替えを主張している。

ニューボールド氏は、イラク戦争そのものに反対するものではなく、拙速での撤退も誤りだと慎重に注釈をつけたうえで、陸軍病院の度々の訪問で見た夥しい数の痛ましい帰還兵を見るにつけ、「このまま誤った政策を続けている政策決定者を見過ごすわけにはいかない」と反対の意見の公開することを決意したと述べている。

"I am driven to action now by the missteps and misjudgments of the White House and the Pentagon, and by my many painful visits to our military hospitals."

"Before the antiwar banners start to unfurl, however, let me make clear- I am not opposed to war."

"---my view ---at the moment---is that a precipitous withdrawal would be a mistake."


さらにライス国務長官が「(イラク戦争は)戦略的な決定は正しかったが、いくつもの戦術的な誤りを犯した」と発言したことに憤激し、「真実は、戦略的なガイダンスがどんなものであっても我が軍は成功するが、それが原因で成功することはない」とまで言い切っている。

退役軍人のこれらの発言は重い。なぜなら、たとえ退役していたとしても軍人が政策決定者に反抗するということはシビリアン・コントロールに影響する可能性があるし、現場や戦場にあった者の批判はペンタゴンは真摯に受け止めるべきであろうからだ。

【大義を失った米国】

もともとイラク戦争は開戦時にブッシュ大統領が強調していた大量破壊兵器の存在も確認されず、戦争の大義そのものが疑わしいことは世界中の人々が直感しているのだ。戦争そのものが国民や世界に理解を得ることがなかなか困難なのに、大儀なき戦争は退役軍人でなくてもだれもが反旗を翻すだろう。

退役軍人たちは戦争そのものをやめろとは言っていないが、もう一度ブッシュ政権はイラク戦争そのものの見直しを真剣に考えるべきだと思うがどうだうろか。今、この瞬間にも貴いアメリカ兵やイラク人の血が流されているのだから。

そして僕たち日本人も、決して対岸の火事などと思わずに、血を流しながら苦悩する米国人の判断を慎重に見極めるべきだろう。


テーマ:政治 - ジャンル:ニュース

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