TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
9/11とブッシュの失敗−その2
【タイム誌への投稿】

9月11日号のタイム誌のカバーストーリー「私達の教訓」("What We've Learned")について、9月16日に投稿しましたので投稿内容を公開します。


What We’ve Learned Page 18  TIME, September 11, 2006

Your article’s episode of an American businessman clearly showed the American people what they have lost and learned from 9/11.

What they’ve lost is the trust and respect from the world mainly because it is now obvious that the war against Iraq was a mistake by President Bush and his advisers with no evidence of Hussein regime’s holding the mass destruction weapons and the links with Al-Qaeda that were the good causes for starting the war at the outset.

What they’ve learned is that there is and will be no panacea to seal off terrorism all over the world even though they have the strongest military power to fight against them. Now then, the world should reunite to root out terrorists not for the sake of only the American interests but for the citizens’ all across the borders.



≪拙訳≫

アメリカ人のビジネスマンに関する貴エピソードを読むと、9/11以後アメリカの人たちが何を失い何を得たのかがよくわかる。

失ったものは世界の信頼と尊敬。というのはブッシュとその側近達が始めたイラク戦争はもともとの戦争の大義名分だったフセイン政権の大量破壊兵器もアルカイダとの関係もまったく存在せず間違いだったことが明らかになったからだ。

そして教訓といえば、テロと闘うに十分な最強の軍隊を持っているにもかかわらず、世界中のテロを封じ込める特効薬はないということだ。であれば、世界がやるべきことは単にアメリカの国益のためでなく、国境を越えた市民のためにテロを根絶すべく団結することだろう。


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【追記】

16日に投稿してから2日後、いつものようにタイム誌のGloriaさんから「採用するかもよ」というメールが届きました。今回は少し短めの返事でいつもとは違ってました。いい兆候なのかなあ。でも、7月31日号で採用してもらったので、やっぱし難しいかなあ〜。

Dear Reader:

Thank you for letting us hear from you. The editors appreciate the interest that prompted you to write, and they have made attentive note of your comments. We hope that you will continue to share your thoughts with us.

Best wishes.

TIME Letters

緊急特報−僕の投稿文がタイム誌に!!!
【タイム誌より吉報届く!】

050411TIMECover

やった〜、タイム誌から久しぶりに吉報が届きました。6月5日号のタイム誌記事「キロ歩兵中隊の恥」("THE SHAME OF KILO COMPANY")についての僕の投稿文が6月26日号のタイム誌アジア版に掲載されます。昨年の4月11日号掲載以来、実に1年2ヵ月ぶりになります。アホだなあと思いつつ、二週間に一回ずつ投稿を続けていますが、やっぱり採用されるとウレシイですね。

ああ、次週のタイム誌が来るのが待ち遠しい。ワクワクしますね。是非皆さんも店頭で見てみてくださいね。

※写真は前回採用されたときのタイム誌のカバー

よ〜し、また頑張るぞ〜。タイム誌に挑戦だ!

【タイム誌からの投稿採用の通知文】

以下のメールがタイム誌からの採用通知です。

Dear Mr. ×××:

I am pleased to tell you that excerpts from your letter will be published in the June 26 issue of TIME, which will be available on newsstands Monday, June 19. Thank you very much for letting us hear from you. We're sure that other TIME readers will be interested in your comments, too.

Sincerely,
Robert Cushing


「拝啓 貴殿の投書をタイムの6月26日号に掲載します。6月19日の月曜日にはニューススタンドで手に入れることができます。投書をいただきありがとうございました。他の本誌読者も貴殿のコメントに興味をもたれることを確信しています。 敬具 ロバート・クッシング」

《参考》

ご参考までに採用される予定の投稿文を載せた僕のブログ記事と過去に採用された投稿文に関する僕のブログ記事を掲載しますのでご興味のある方はクリックしてね。

「繰り返される戦争の狂気−ハディーサでの悲劇その2」・・・2006年6月10日

「タイム誌への掲載文と原文の違い」・・・2005年4月9日

「インターネットとタイムへの投稿」・・・2005年3月17日

その他、タイム誌の記事に関する僕のブログ記事は"Categories"の欄の「タイム誌と自分の主張」をご覧ください。

テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

繰り返される戦争の狂気−ハディーサでの悲劇その2
【タイム誌への投稿】

6月5日号のタイム誌記事「キロ歩兵中隊の恥」("THE SHAME OF KILO COMPANY")について投稿しましたので公開します。ご質問やご指摘などございましたらコメント歓迎いたします。なお、この記事については6月8日に当ブログに書きましたので併せてご覧ください。

The Shame of Kilo Company Page 20  TIME, June 5, 2006

What led such proud and brave men of U.S.Marines to a horrible and shameful conduct of killing Iraqi civilians if it is revealed to be true?

War sometimes leads a man to madness, how he is well trained to be self-controlled with strict military discipline. If his company is killed in a life or death battlefield, anything could happen with his anger and madness. But that can never be an excuse to kill innocent children and women.

I strongly hope the US government as well as media unravel the truth of this incident to restore the prestige of US Marines and America itself if it still exists.


《拙訳》

キロ歩兵中隊の恥 2006年6月5日号タイム誌 20頁


もし今回の事件が事実としたら、勇気と誇りに満ちた米海兵隊員はなぜイラク市民を殺害するという恐ろしく恥ずべきことをしたのだろうか?

戦争は人を狂気に導く。たとえ軍隊の厳しい規律があってどんなに訓練されて自己コントロールが出来るとしてもだ。生きるか死ぬかの戦場で仲間を殺されたら、怒りと狂気で何が起こるかわからない。しかし、だからといって無垢の子供や女性を殺す言い訳にはならないはずだ。

米国政府とメディアは海兵隊とアメリカ自身の名誉回復のため事件の真実を解明してくれるよう強く望む。もしも未だ名誉が存在するのならば。



《参考》

「繰り返される戦争の狂気−ハディーサでの悲劇」・・・6月8日付の僕のブログ記事

【追記】

昨晩、タイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。今度は採用してくれないかなあ〜

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters

テーマ:国際ニュース - ジャンル:ニュース

繰り返される戦争の狂気−ハディーサでの疑惑
【狂気の疑惑】

戦争は人を狂気に導く。どんなに訓練された軍隊でも戦友を目の前で殺された怒りに震えて見境もなく女子供までに報復する。タイム誌のスクープをきっかけにイラクでの米軍の虐殺疑惑が浮上している。

6月5日付のタイム誌「キロ歩兵中隊の恥」("The Shame of Kilo Company")と題して、イラク/バクダッド近郊の町ハディーサで起こった米海兵隊による女性・子供を含む24人のイラク市民虐殺疑惑について報じている。この記事は同誌3月27日号に掲載されたスクープ記事 「ハディーサの朝」("One Morning in Haditha") の続報だ。

ハディーサの悲劇

事の経緯はこうだ。昨年11月9日朝、イラク中西部の町ハディーサで隊列を組んで走行していた米海兵隊の車の行く手にイラク人の若者4人のタクシーが現れた直後、リモコン爆弾が米軍車両近くで爆発。海兵隊員1人が死亡。その巻き添えで15人のイラク市民が亡くなったとの当初の米軍発表があった。しかし、その後この発表は真実ではなく、実際は怒り狂った海兵隊員が近くの民家のイラク人(女性・子供を含む)24人を虐殺したのではないかという疑惑が浮上するとともに海兵隊の上官たちもその事実を隠蔽しようとしたというのだ。そして、数人の海兵隊員が現在刑事責任を問われている。(写真は虐殺されたと見られるイラク市民)

Sparked by a TIME report published in March, a U.S.military investigation is probing the killing of as many as 24 Iraqi civilians by a group of Marines in the town of Haditha last November. Several Marines may face criminal charges, including murder. And new revelations suggest that their superiors may have helped in a cover-up

【真実はどこに】

ハディーサの米海兵隊

キロ歩兵中隊のホームページ(Kilo Comapny,3rd Battalion, 1st Marine Regiment)を見ると誇らしげに立つ中隊長の写真とともに、市街地での接近戦を戦う中隊の自信がみなぎっている。なぜ、誇りある海兵隊が女・子供までも殺害するに至ったのか?

冷静に考えればこれほどインターネットなどの通信手段が発達している現代社会では、どんな些細なことでも針の一穴から漏れる可能性はそこらじゅうにあるということはわかるはずだ。事実、今回の「事件」もイラクの人権擁護団体がタイム誌に提供した虐殺の疑惑を示すビデオ映像や家族を殺され生き残った9歳の少女エマン(Eman)さんの証言などが出てきている。

生死を共にする海兵隊員は、まさに戦地で一心同体の思いで戦っているだろうから仲間を殺された怒りが怒りを誘い、仲間意識で上官までもが事実を隠蔽しようとするのは悲しい人間の性といってしまえばそれまでだ。しかし、無抵抗で殺された市民は報われない。米国は政府はもちろん報道機関も国の威信を賭けて、徹底的に真実に迫ってほしいと願う。

【いつか来た道】

それにしても米国の様子が最近とくにおかしくなってきている。今回の事件はニューズウィークが米軍の調査が進めば「ベトナム戦争時のソンミ村虐殺事件以来、最悪の虐殺と判明する可能性がある」と伝えているように、米国にとっては恥ずべきことだろう。

この事件以外にも9/11以降、グアンタナモ収容所のテロリスト被疑者への人権侵害、イラク旧アブグレイブ刑務所でのイラク人虐待事件など日増しに米軍の狂気がエスカレートしていることを示す事件が目白押しだ。

テロとの徹底抗戦は必要だ。しかし、モラルも何もかなぐり捨てて突っ走っているように見える現在のアメリカのやり方は長続きしないと思うのは僕だけだろうか。それは自由と民主主義を唱えて戦ったベトナムで手痛い敗北を喫し、その後の自国の精神の荒廃という高い代償を払った時代と同じではないか。

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