7月30日号のタイム誌の記事"The Price of Anonymity"について7月30日に投稿しましたので公開します。

Generally speaking, anonymity is the norm of the Internet society these days except when you are required or willing to disclose your true name and other personal data to the net shops where you buy something or to the authorities where you pay tax for example. It gives us freedom of speech without having any fear of being attacked by others.
In your article on the price of Anonymity, I was very impressed that Whole Foods CEO John Mackey taught us how influential your anonymous postings on the internet could be used to let people believe your way of thinking if you could keep it going so long. However, he also taught us a future risk of being humiliated or even sued by others in case of an unexpected disclosure of your identity. Be careful of your high social status whenever you use your handle name with fun on the web!
≪拙訳≫
例えば、買い物をするネットショップや税金を払う当局に、自分の本当の名前や個人情報を自ら明らかにしたりする場合を除くと、一般には、匿名性はインターネット社会では常識となっている。匿名性は、他人から攻撃されるという不安を抱くことなく自由な言論を私たちに与えてくれるのだ。
その匿名性の対価について書かれた貴記事に印象を受けたのは、ホール・フーズのCEOであるジョン・マッケイ氏が、ネットへの匿名の投稿を長く書き続けることで、自分の考え方を人々に信じさせるのに如何に効果があるかを教えてくれたことにある。しかし、彼はまた突如として自分の正体が明らかにされて、辱めを受けたり訴えられたりするリスクもあるということも教えてくれた。高い地位にある人たちは、ウェブ上で楽しみでハンドルネームを使うときは慎重であるべきだ。
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インターネットの世界では、ブログも、ミクシィも、掲示板も、セカンドライフでも、あちらこちらでハンドルネーム、仮名、匿名のオンパレードです。それはまるでネット上の仮面舞踏会さながらです。
最近日本でも個人情報に対する意識の高まりや犯罪に巻き込まれるリスクへの予防もあって、ウェブ上では特に個人を特定できるような実名や性別、写真などをまともに自ら公表する人は商品やサービスの購入など必要に迫られない限り少なくなりました。
これって本当にいいことなんでしょうか?7月30日号のタイム誌に「匿名の対価」("Price of Anonymity")と題して、匿名の功罪についてある大企業のCEOに焦点を当てて論じています。
The Price of Anonymity. When you post on the Internet, no one knows if you're a CEO or just an average Joe. Is that bad?
【自然食品の大チェーン】

そのCEO(最高経営責任者)とは米国の自然食品の大手チェーンWhole Foods Marketのジョン・マッケイ(John Mackey)氏です。
マッケイ氏はもう8年〜9年前からヤフー・ファイナンスの掲示板にラホデブ("rahodeb")というハンドルネームで、Whole Foods のファンを自称し、本人であるマッケイ氏やWhole Foodsを礼賛、同社の商売敵のWild Oatsを貶したりしていました。そこまでだったら単なるひとりのオタクのお遊びです。
It was a venial sin that would never have come to light except that in February Whole Foods made a $565 million play to buy Wild Oats.
しかし、そのマッケイ氏がこともあろうにこの2月にWild Oatsを565百万ドルで買収、米連邦取引委員会(FTC)に反トラスト法に抵触する恐れありとして取引が差し止めになる可能性が出てきたから大変。その調査の過程でマッケイ氏のヤフー掲示板での言行が明らかになり物議を醸しているのです。
なぜマッケイ氏はネット上でそんなことをしていたのか、そしてネット上での匿名での書き込みはどこまで許されるのか?
【匿名性の功罪】
マッケイ氏の今回のケースは株価に影響を与えたわけでもなく、それほど罪深いものではありませんでしたが、もしもネット上の匿名の書き込みが誰かを傷つけることになるならば見過ごすことは出来ません。
But it's all fun and games till somebody loses his head. ----Anonymity has a disastrouly disinhibiting effect on human behavior.
インターネットがいわゆるウェブ2.0の時代に入ったといわれるここ数年、ブログや掲示板の書き込みは匿名の心ない人たちの中傷や雑言で溢れかえっているのも事実です。ブログ炎上といった現象もそのひとつでしょう。
タイム誌が指摘するように、匿名は個人を守る手段にもなりますが、悪意を持った人間までも野放しにしているのです。
Then again, anonymity can protect the innocent as well as the guilty.
現実の世界と同じく、バーチャルの世界でも自由な意見交換を進めたいと思うならば個々人が毅然とした自主ルール作りをしていく段階にきているのではないでしょうか。
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自分の本を出版されたことありますか?誰でも一度は本屋の店頭に自分の書いた本が並んだらと夢見ることがあるのではないでしょうか。
「ベストセラーでなくてもいい、店頭にところ狭しと並ばなくてもいい、自分の本が自分のためだけでもいいから手軽に出版したい」・・・インターネットがそういう思いを実現させてくれる時代がやって来ました。
僕も先日試しにこのブログの直近分を一冊の本にして毎日密かに(?)何度も読み直しています。それが写真の自作本。そんな思いを実現させてくれるウェブ上の自費出版本の請負業者(英語ではVanity pressと言って、一般的には高い印刷料金で質の悪い本を出版する出版社というネガティブな意味が強いようです)が日本にもたくさんあります。例えばブログを本にする出版社は「欧文印刷」、「ブログ出版局」、僕が使った「My Books.jp」などなど。(これらの出版社がVanity pressという意味ではありません)
【質の高い出版社】
アメリカでもブームなようで、5月21日号のタイム誌に「自費出版業者なんて呼ばないで」(Don't Call It Vanity Press)というタイトルで質の高い自費出版業者を紹介してブームの理由を紐解いています。
その出版社は「ブラーブ・ブックストアー」(Blurb Bookstore)。何か日本人には馴染めない響きですが、これがいい仕事をする。
この出版社を利用しているカウフマンさんという設計士の話によると、最初は旅行の写真とか個人の趣味を載せるために使っていたが、その質の高さ、手軽さ、利便性から自分のビジネスにも活用するようになったとのこと。もちろんBlurbもそんな顧客のニーズを見逃すはずはありません。
そんなお客さんのニーズが最も有望なビジネスだとBlurbのCEOも語っています。
Professional books like Kaufmann's "are the fastest-growing segment of our business,"says Eileen Gittins, CEO of Blurb, which launched in May 2006 and is based in San Francisco.
確かにBlurbのウェブサイトを拝見すると、欧米の出版物によく見られるようにしっかりとした装丁に綺麗な写真が入っていたりして立派です。小規模のビジネスをしている人にとっては質が高くて、安上がりで、しかも時間と手間も省けるとあっては魅力的でしょう。
もちろん従来からある出版社ほどのクオリティは望めないかもしれませんが、Blurbのような自費出版請負業者の利用は日本でも大きなブームになりそうな予感がしますね。僕もひとつ頼んでみようかなあ。
みなさんもBlurbのウェブサイト覗いてみませんか?
※"Blurb Bookstore"のウェブサイト
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12月25日号のオンライン版タイム誌の記事「今年の人」("Person of the Year")について、12月18日に投稿しましたので投稿内容を公開します。
So delightful is your selection of “you”, me and other millions of people as Person of the Year. It is the only hope in our world’s chaotic conflict between the Arab and America, the haves and have-nots, and the global warming and the greed of high economic growth that a huge number of nameless individuals emerged distinctively this year as the main player through “YouTube”, “Myspace” and other Web 2.0 tools on the web because the collective power of people could be stronger to lead our planet in the better direction in the future, even though they only pursue their own goals at the beginning.
I am one of those nameless people, who actively started expressing the opinions in the blog, the Japanese popular social networking service “Mixi” and your “Letters” corner.
≪拙訳≫
貴誌が「あなた」、すなわち僕、そして何百万人もの人々を「今年の人」に選んだのは嬉しいかぎりです。アラブとアメリカ、持てる者と持たざる者、地球温暖化と飽くなき経済成長志向の間に渦巻く世界の対立の中にあって、大勢の名もない人たちがYouTubeやMyspaceといったウェブ上の道具を使って、今年はっきりと主役に躍り出てきたことは僕らの唯一の望みだからです。なぜなら、人々が集まることによって、たとえ最初は自分達だけのためにやっているとしても、将来はその人たちが大きな力となってこの地球をよりよい方向に導いてくれるかもしれないからです。
僕もその名もない人たちの1人として、自分のブログや日本で有名なSNSである「ミクシィ」や貴誌の「Letters」のコーナーに意見を活発にぶつけるようになりました。
【追記】
今朝、タイム誌のいつものGloriaさんから「採用するかもよ」という例のメールが届きました。11月6日号で採用してもらったので、またしばらくは難しいかなあ〜。
Dear Reader,
Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.
Best wishes.
TIME Letters
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毎年恒例のタイム誌のカバーを飾る「今年の人」("Person of the Year")。一体2006年は誰を選んだんだろう? キム・ジョンイル? いや、今年は意外な人が選ばれました。

米誌タイムは16日、毎年恒例の「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)に、「あなた」を選んだと発表した。世界中の人々がインターネットを通じて情報を発信、コミュニケーションのあり方を変えたとして、「デジタル民主主義の市民」が今年、最も影響力があったと認定した。
「今年の人」は、1年間で最も話題となり、影響力があった人物を選出する企画で、1927年から行われている。2004年はブッシュ米大統領、昨年は米マイクロソフトのビル・ゲイツ夫妻らが選ばれているが、03年の「米兵士」のように個人以外の例もある。(12月16日付産経新聞)
そう、今年のタイム誌のカバーにあるパソコンの画面に映る「あなた」が「今年の人」なのです。粋な選択ですね〜。
※タイム誌の記事「今年の人」("Person of the Year")
【ネチズンが創る未来】
以前、ネットワーク上の市民という言葉としてネチズンという言い方があった。結局日本ではあまり定着しなかったが、まさに今年そういう時代が来たことをウェブに関わるすべての人々が実感したのではないだろうか。
それが「ウェブ2.0」であり、ブログの興隆であり、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの膨張であり、みんなで作るウェブ辞典Wikipediaの蓄積であり、そしてタイム誌が「今年の発明」に選んだYouTubeの動画だったのだ。
It's about the cosmic compendium of knowledge Wikipedia and the million-channel people's network YouTube and the online metropolis MySpace.
人々はただ受身でニュースを見聞きするのではなく、ただ大女優の演技を観るのでもなく、ニュースキャスターの解説を聴くだけでは物足りなくなったのだ。そしてまさに世界中の「あなた」や僕がパソコンの前で批評を書き込み、歌を録音し、自分の姿を録画して、ブログやSNSやYouTubeに自分自身を公開し始めたのだ。
これを革命的な変化と呼ばずに何と呼ぼう。タイム誌の目のつけどころは凄い。
【自ら世界を変えよう!】
あらゆる権威や権力が今この新しいネット社会の出現に脅威を感じている。野放しにすれば自分達の地位が危うくなると恐れている。
僕たち個人は、ウェブで得たこのパワーを楽しみのためだけではなく、自分達の世界をよりよくしていくために、最大限に活用していくことが出来る。
ネット上だけでなく、「あなた」がいつでもどこでも、時空を超えて主役になれる時代がやってきたのだ。そして市民を欺く権威を震え上がらせることも出来るのだ。さあ、あなたも自ら発言し、創造してみませんか?
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11月20日号のタイム誌の記事「人々のネットワーク」("the people's network")について、11月25日に投稿しましたので投稿内容を公開します。
The people’s network Page 40 TIME, November 20, 2006

I really would like to applaud your selection of YouTube as the top of your best inventions 2006 because of its mega-impact on people’s lives, our society and our culture not only in one year alone but also in the years far ahead.
To my great surprise, YouTube is evolving by itself with the ballooning increase of people making and watching videos on earth, separate from the original intentions of the young founders. The old regime in the media might have some fears on the peculiar phenomenon. No one knows where YouTube will go. However one thing is clear to me, namely, the major player of this game is not the limited number of professionals involved in it, but the vast number of people connected with each other on earth through this new device on the web.
≪拙訳≫
貴誌が2006年の最高の発明のトップとしてYouTubeを選んだことに拍手を送りたい。その理由は、YouTubeが今年1年といわずこれから長い間、僕らの生活、社会そして文化にまでとてつもない影響を与えるだろうからだ。
僕が本当に驚いたのは、YouTubeを創設した若者達の意図から離れて、この地球上の膨大な人たちがビデオを作り、聴くことによって自ら進化しつづけていることだ。メディアの旧勢力はこの特異な現象に不安を抱いているだろう。誰もYouTubeがどこに行くのかわからないからだ。しかし、ひとつだけはっきりしていることがある。それは、このゲームの主役は限られたプロ達ではなく、ウェブ上のこの新しい仕組みを使って地球上でつながった数え切れない人たちだということだ。
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