TIME誌で知る世界の時事ニュース
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英語のアクセントと"お里"?その2
【タイム誌への投稿】

9月25日号のタイム誌の記事「イギリス人が英語の喋り方を学ばないわけ」 "Why Can't the English Learn How to Speak?"について、9月27日に投稿しましたので投稿内容を公開します。

Why Can’t the English Learn How to Speak? Page 44  TIME, September 25, 2006

Hepburn

As one of the non-native English speakers struggling to master English accents, I am envy of Lucy Fisher, the writer of this article, having inherited received pronunciation(RP) in her mother tongue even though she has been sometimes embarrassed to be seen as a person of the upper class because she actually belongs to the plain middle class.

As the number of non-native speakers such as the Indians, the Chinese and other Asian people having little sense of the social class in their English is increasing so rapidly, I expect they will soon overwhelm the RP in the motherland and change it to a new “glocal”(meaning global but local) English as the standard on earth.


≪拙訳≫

英語のアクセントに悪戦苦闘しているノンネイティブとして羨ましいのは、この記事の執筆者のルーシー・フィツシャーさんが生まれつき標準英語(RP)を身につけておられることです。もちろん彼女自身は、中流の生まれなのに上流社会の人と見られて困っているとのことですが。

英語に内在する社会の階層なんていう意識が薄いインドや中国といったアジア人のノンネイティブの英語を喋る人がどんどん増えている今、そのノンネイティブたちにいずれ英語発祥の地の標準英語は圧倒されて、世界標準としての英語、言わば新しい「グローカル(グローバル且つローカル)」な英語に変わっていくことを期待しています。


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【追記】

先日の朝、いつものようにタイム誌のGloriaさんから「採用するかもよ」という例のメールが届きました。7月31日号で採用してもらったので、しばらくは難しいかなあ?。でも今回は反応が早かったのでもしかしたら・・・・
Dear Reader,

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters
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英語のアクセントと"お里"
【言葉が身分を表す?】

世の中には同時代に生きて、一緒に仕事したり生活したりしていないとわからないことがあります。そのひとつが音声としての「言葉」とその言葉が表す人の素性です。言い換えればお里といったほうがわかりやすいかもしれません。

9月25日号のタイム誌の"LETTERS FROM LONDON"というコーナーに英国人が喋り方を学べないわけ」( "Why Can't the English Learn How to Speak?" )というタイトルで今でも英国ではアクセントでその人が上流階級か労働者階級か、まさに「お里が知れる」という悩ましい現実を紹介しています。

上流社会の英語ってあるんでしょうか?

BBC英語?】

BBC NEWS

それがあるんですね。上流社会の英語というよりも,タイム誌によれば“Received Pronunciation (RP)”と言って,「容認標準英語の発音」,あるいは英国のパブリックスクール,オックスブリッジ出身者,または広く教養人の間で話される英語です。そう、あのBBCのアナウンサーが発する気品のあるイギリス英語アクセントと発音に代表される英語です。

幸か不幸か、このタイム誌の記事の執筆者は本人曰く「ただの中流の人間なのに、先祖が司教や先生といった職業に就いていたため、このRP英語のアクセントが自然と身についていてしばしば高貴な出身やお金持ちと間違えられ困惑している」というのです。だから発音の矯正のため先生に習っているとか。

普通だったら労働者階級と見られないために発音を矯正することが多いのと反対なのです。ことほど左様にイギリスでは人種や性や宗教による差別よりもアクセントによる差別で悩んでいる人が多いそうなのです。

Accent was named as a cause of unfair treatment more often than race, gender or religion.

だから多くの人がBBC英語とはいかないまでも教育のあるロンドンっ子がしゃべるアクセントをまねしたいと思っているらしいのです。(そういう英語のことを"lazy RP"というそうです)

【言葉に対する誇り】

My Fair Lady

あの有名な映画「マイフェアレディ」でオードリー・ヘップバーンが労働者の英語なまりを徐々に矯正して品のある言葉を喋るようになって行く、まさにあの世界ですね。

アクセントで素性が見やぶやれてしまう英語の世界。

翻って日本。もともとそれほど大きな階級差というものが存在しないどちらかというと平等な社会なのかなと思うのですが、それでも東北や鹿児島訛りを矯正していわゆるNHKのアナウンサーが喋るような標準語や東京弁を喋りたいというこだわりは未だにあるようです。でも最近は方言はむしろ古里を持つ誇りのような考え方を持つ人も増えています。

僕は博多出身。博多っ子は昔から中央への反抗の証のように博多弁をわざと東京で使うような風土があり、僕もその1人です。自分の生まれ故郷のアクセントを誇りに思って堂々と使う。これこそが誇れる人の生きざまであり、英語だって日本人は堂々と日本人なまりで喋っていいと思いますが、みなさんどう思われますか?

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