TIME誌で知る世界の時事ニュース
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メイド・イン・チャイナの波紋―その2
【タイム誌への投稿】

7月9日号タイム誌の記事"The Growing Dangers of the China Trade "について7月10日に投稿しましたので公開します。

The Growing Dangers of the China Trade TIME, July 9, 2007

中国の工場

Your article on the tainted imports “made in China” reminds me of a huge number of products made in Japan once notorious for its cheap price with bad quality exported to the world when Japan tried to recover from the ashes of World War II. However, after several decades most of our goods and services gained its fame and trust from all over the world because both corporate managers and workers tried hard to constantly improve its quality to earn the full trust of severe domestic consumers first, then of overseas ones at last.

I am sure that China could do the same only if Chinese consumers keep sharp eyes on their own products and demand better and safer qualities as the Japanese and western consumers do.

For the time being until Chinese consumers begin to awake, however, Beijing and local authorities need to give tougher regulations to greedy and dirty corporate managers making those tainted products.


≪拙訳≫
中国製の」汚染された輸入品に関する貴記事を読むと、かつて日本が第二次大戦の荒廃から立ち直ろうとしていたときに、安いけれど粗悪品だった日本製品が世界中に輸出されていたことを思い出します。しかしながら、数十年後には私たちの商品やサービスは世界中から信頼と名声を勝ち取りました。それは経営者も労働者も一丸となって一生懸命品質改良の努力を続け、先ず国内の厳しい消費者、そして最後には海外の消費者の全幅の信頼を得たからなのです。

中国の消費者が自国の製品に厳しい目を向けて、日本や西欧の消費者と同じようによりよく安全な品質を求めさえすれば、中国も同じことが出来ると確信しています。

しかし、中国の消費者が目覚めるまでしばらくの間は、北京政府と地方政府がそれらの粗悪品を作っている貪欲な経営者達に厳しい法的措置を課す必要があります。


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【追記】

7月11日にタイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。それにしても昨年11月6日号で採用してもらったので、またしばらくは難しいかなあ?。

Dear Reader,

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.


TIME Letters
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メイド・イン・チャイナの波紋
【食肉偽装から歯磨き粉まで】 (少し長くなりますがお付き合いくださいね)

歯磨き粉

つい最近まで日本では食肉偽装で閉鎖に追い込まれたミートホープ社など消費者をだます企業に対する不信感の高まりが社会的に大問題になったが、世界では食品に限らずあらゆる製品での或る国のもっと広範囲な「偽装」が大問題になっているのをご存知だろうか? そう、歯磨き粉に有毒なジエチレン・グリコールが入っていてパナマで100人近い死者まで出たというあの事件だ。そしてその歯磨き粉の生産国、それは中国だ。

いったい、何がどう問題になっているのだろうか?

歯磨き粉からタイヤまで】


中国の工場

7月9日号タイム誌「中国貿易で高まる危険」("The Growing Dangers of the China Trade")と題して、ペット・フードから歯磨き粉、おもちゃからタイヤまでリコール続きの騒動にアジアブームの陰の側面がちらつく中、輸入品の安全をどう確保するかを投げかけている。

The Growing Dangers of the China Trade ―Recalls of tainted pet food, toothpaste, toys and tires show the dark side of Asia's boom. What it will take to make imports safer

タイム誌はあくまでも米国の視点からレポートしているのだが、今や米国に入ってくる輸入品の4割が中国製で、リコールの4割も何らかの形で中国が関わっているという状況でほとんど打つ手なしというのが実態のようだ。

なぜか?それは中国製品の輸入量が10年前の4倍以上にもなる米国では輸入品の安全性などをチェックする監督機関であるFDAがいちいち個別の品目を検査してお墨付きを与えることなど不可能に近いからだ。

誰かが亡くなるまで、米国の消費者は「炭鉱の中に有毒ガスの検知のために飼われているカナリア」のような実験台と同じ状態に置かれているのだ。

Nothing happens unless someone dies. "Consumers are the canary in the coal mine for this system".

しかも、こんな世界中からの不安の声に対して、有毒歯磨き粉を作った中国企業家は、「中国政府がすでに正式の回答をしているだろう。それ以上、何が欲しいんだ」と言っているそうだ。

Adds manager Hu Keyu:"The Chinese government already issued a statement. What do you want from us?"

なにか、ディズニーやらどらえもんのフェイク(偽物)のぬいぐるみを堂々と使っていたあの北京市の遊園地の店員が、「何が悪いんですか?」と悪びれる様子もなくインタビューに答えていた光景と重なって複雑な気持ちになった。

【消費者の目覚め】

まだ中国経済の規模が世界経済の中ではマイナーだった数十年前ならともかく、21世紀初頭の中国は紛れもなく欧米・日本に次ぐ経済大国になり、あらゆる中国製品が世界中にさまざまなルートを通じて流通している中では早急な手立てを世界が真剣に考える必要があるだろう。

中国政府もWTOに加盟して北京オリンピックも来年に控えている以上、様々な規制策を打ち出しているようだが、問題の根は深く、規制くらいでは解決しないだろう。

タイム誌も指摘しているように、結局は中国の消費者が自国製品の欺瞞や問題点に気づき、自ら企業家に姿勢を正すよう要求していくように「成熟」していくしかないだろう。

It's whether Chinese consumers will demand-and-receive-the same assurance of safety that Western consumers do.

日本もかつては未成熟な消費者の目が企業家を見極めることが出来ずに様々な粗悪品を海外に輸出していた時期があった。しかし、国内の消費者の厳しい目に促される形で政府が動き、企業が動いた結果、今のような比較的優れた製品を多く生み出すようになったのだ。日本人の道徳心、そして絶え間ない消費者の厳しい目が企業に緊張感を生み出していることを思えば、中国の消費者も早く目覚めて欲しいと思うのは僕だけだろうか?

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