TIME誌で知る世界の時事ニュース
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途上国の子供達を救え!!
【大いなる誤解】

バングラデシュエチオピアといった途上国の多くの子供達が飢餓や疾病に喘いでいることは多くの人が知っています。でも子供達を死に至らしめるものが何かご存知ですか?そこには大きな誤解があるようなのです。

【世間の注目との乖離】

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実はメディアでよく紹介されるエイズやマラリアなどよりも下痢によって引き起こされる脱水症状が多くの途上国の子供達の命を奪っているのです。

10月16日号のタイム誌のカバーストーリー「シンプルな処方箋」("A Simple Solution")には、専門家も含めた多くの人たちが誤解している途上国の子供達の健康と死についてバングラデシュやエチオピア、タイといった国々の実情を紹介しながら衝撃的な事実と問題提起をしています。

事実をご紹介しましょう。今世界中の子供達(5才以下)の死因のうち二番目が「下痢」(1位肺炎、2位下痢、3位マラリア、4位はしか、5位エイズ)であり、WHOによると年間3百万人が下痢性疾患で亡くなり、そのうちの1.9百万人は5歳以下の子供なのです。

The result, according to the World Health Organization(WHO): 3 million people a year still die from diarrheal complications, including 1.9 million children under 5, or 17% of the estimated 11 million deaths in that age group.

下痢はあまりにも一般的な疾患であり、先進国ではそれほど問題視されないし、エイズや鳥インフルエンザのように世間の注目を集めることも少ないため、世界中の有名人達による○○撲滅キャンペーンといった動きも出てこないのです。でも実際は毎日下痢で命をなくす子供達が後を絶たない。

その結果、WHOは2004-5年でHIV対策に217百万ドル、結核に123百万ドルかけているのに、下痢対策には7?10百万ドルしかかけていないのです。

【シンプル・イズ・ベスト】

下痢疾患の子供

さらに驚くべきことに、その下痢を撲滅するのにそれほど大掛かりで複雑な処方箋は必要ではなく、タイムの表紙にあるように一握りの砂糖と少々の塩、そしてコップ一杯の水さえあれば脱水症状の子供を死の淵から助け出せるというのです。

そんな簡単な処方箋で救えるのなら何故しないのか?そこには先ほど紹介したようにエイズ等の疾病に比較すると優先度が低いこと、世間の注目度が低いこと、下痢を起こす途上国の子供達の衛生環境が極端に劣悪なこと、途上国の衛生教育が立ち遅れていることなどが挙げられます。

しかし、こんな重大なことが何故見過ごされているのか、なにか世界の目を下痢に向けさせ、ひとりでも多くの子供達にこの処方箋を届ける道はないものか、みなさん、どう考えられますか?
それにしてもこういう一見見過ごされがちな問題を単刀直入に、しっかり取り上げるタイム誌に敬意を表します。何事もシンプル・イズ・ベストですね。

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