TIME誌で知る世界の時事ニュース
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アフガンの顔?カルザイ
【二人のリーダー】

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左の9月18日号のタイム誌のカバーを見ていただきたい。今、注目を浴びている二人のリーダーがそこに交互に出てくる。ひとりは安部官房長官、もうひとりはアフガニスタンの大統領ハ?ミド・カルザイ(Hamid Karzai)だ。(タイム誌の記事「カルザイ氏のジレンマ」("Karzai's dilemma") )

これから日本国の最高指導者に就こうとしている安倍氏をしっかり見ていくために、今この瞬間でもイスラム原理主義のタリバン勢力と死闘が続き、1人当たりのGDP(※)が日本の42分の1、人口2千万弱にすぎない小国アフガニスタンを、身体を張って、もう5年近く引っ張っているこの人の政治家としてのありようを知っておくことは無駄ではないかもしれない。

※1人当たりのGDP: 日本 約30,000ドル、アフガニスタン 約700ドル

【民主的な大統領?】

アフガニスタンは未だに国家存亡の危機の真っ只中にあると言っていい。2001年にアメリカのアフガニスタン侵攻で政権を追われたタリバン勢力は、未だ国内でカルザイ政権の基盤を揺るがし続けている。この国では平和とは幻想に過ぎないのだ。

そんな状況の中で、2004年に初めて民主的に行われた大統領選挙で選ばれたカルザイ氏。白いあごひげを蓄え、民族帽を被った同氏の顔は柔和でとても大統領兼軍の最高司令官には見えない。しかし、カルザイ氏のこの柔らかな物腰こそがかろうじてアフガニスタンの現政権が世界の信頼を保っている命綱となっているのかもしれない。

タイム誌に本人が語っているように、「私が協調的な姿勢をやめて独善に走ったら、この国は今のような調和はとれていないだろう。問題があるとすれば、私は国家が危急のときにあってあまりに民主的だということかもしれない。」という台詞が、この政治家のスタイルをうまく言い表している。

If I adopt a style of not consulting, and of doing it alone, the country will not have the kind of harmony it has today. My problem is perhaps that I'm too much of a democrat for this time of the country's life.

政治家の資質とは】

カルザイ氏の横顔

しかしながら、カルザイ氏に対する内外の目は厳しい。未だにタリバン掃討も、政府の腐敗も実行できないのは彼のコンセンサス重視型の政治姿勢にあると見られているのだ。タイム誌が結論づけているとおり、2009年の次期大統領選まで3年。カルザイ氏とこの国の真価が問われるのは、2009年の次期大統領選のときだろう。

The next Afghan presidential election is in 2009, and Karzai has said he doesn't plan to run again. ------ Karzai's biggest test, and his country's, will come when he is gone.

驚くべきは、大統領官邸にいてもいつ殺されるかも分からない状況で、それでもコンセンサスを重視し、柔和な姿勢を崩さないカルザイ氏のような途上国の政治家の胆力だ。

果たして、日本の政治家にそれだけの胆力があるだろうか?平和な時期には、安倍氏も勇ましいことを言うのはいい。あいまいにお茶を濁すのもいい。しかし、ここぞというときには命を張ってこの国の国民を守る胆力を持ってほしいものだ。

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≪参考≫・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1. 「ハーミド・カルザイ」

2. 「アフガニスタン」

3. 「タリバン」
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テーマ:政治家 - ジャンル:政治・経済

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