TIME誌で知る世界の時事ニュース
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瀕死の新聞を救う方法
【新聞の危機】

Newspaper
新聞のビジネスモデルが崩壊の危機にある。
アメリカでは日本よりも新聞メディアの危機がはるかに深刻だという記事がタイム誌に「新聞を救う方法」("How to Save Your Newspaper", page 32-35, TIME dated on March 2, 2009)という見出しで掲載されていた。一体、なにが問題でどうしたら解決できるのだろうか。

【崩壊したビジネスモデル】

記事を書いたのは、ウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson)という元タイム誌のマネージング・エディター。

危機の最大の原因は、インターネットの普及による従来型の新聞のビジネスモデルの崩壊だ。具体的には、読者が記事にお金を払わなくなったことにある。ウォール・ストリート・ジャーナルなど一部のウェブ版の新聞を除いて、ほとんどの新聞メディアは現在ウェブ上での新聞記事を無料で配信している。そのため、ペーパーの新聞購読者が激減、併せて店頭販売の新聞も急激に減っており、さらにここ半年の急激な経済の落ち込みで新聞広告も激減しているのだ。

The problem is that fewer of these consumers are paying.

すなわち、新聞メディアの主要な三つの収入源、店頭販売・購読・広告のすべてが成り立たなくなりつつあると言うのだ。これでは新聞メディアのビジネスモデルは崩壊したも同然だろう。

Newspapers and magazines traditionally have had three revenuesources: newsstand sales, subscriptions and advertising.

新聞にとってもっと問題なのは、これら三つの収入源のうち、店頭販売、購読収入が激減する中で、広告収入に極端に頼るようになり、読者と向き合うよりも特定の広告主に向き合うようになってきていることだ。これはメディアの死を意味する。

【生き残りの道】

ではどうすればいいか。アイザックソン氏が提案しているのは、オンラインでのビジネスが後戻りできない以上は、iPodとiTuneの組み合わせで音楽メディアのあり方を根本的に変えたアップルのようなビジネスモデルを導入することだ。

iTunes
すなわち、消費者がiTunesで音楽を一曲ずつ購入するように、新聞もひとつひとつの記事を5セントからでも購入できるようなマイクロペイメント(micropayment)の仕組みを導入することだと同氏は言う。

The key to attracting online revenue, I think, is toacome up with an iTunes easy method of micropayment.

そうすれば、収入源の確保だけでなく、ジャーナリズムに再び緊張感を与える。なぜなら、消費者に小額でもお金を払って読ませるだけの良質の記事がもとめられるからだ。

Charging for content forces discipline on journalists: they must produce things that people actually value.

日本の新聞メディアは、まだ定期購読者が多く、紙メディアが優勢なこともあってここまでの危機感はないかもしれないが、アメリカのビジネスモデルの崩壊は早晩、日本のメディアにも大きな影響を与えることになるだろう。あなたはどう思われますか。

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時代は個人が主役に?YouTubeの革命 その2
【タイム誌への投稿】

11月20日号のタイム誌の記事「人々のネットワーク」("the people's network")について、11月25日に投稿しましたので投稿内容を公開します。

The people’s network Page 40  TIME, November 20, 2006

YouTubeの時代

I really would like to applaud your selection of YouTube as the top of your best inventions 2006 because of its mega-impact on people’s lives, our society and our culture not only in one year alone but also in the years far ahead.

To my great surprise, YouTube is evolving by itself with the ballooning increase of people making and watching videos on earth, separate from the original intentions of the young founders. The old regime in the media might have some fears on the peculiar phenomenon. No one knows where YouTube will go. However one thing is clear to me, namely, the major player of this game is not the limited number of professionals involved in it, but the vast number of people connected with each other on earth through this new device on the web.


≪拙訳≫

貴誌が2006年の最高の発明のトップとしてYouTubeを選んだことに拍手を送りたい。その理由は、YouTubeが今年1年といわずこれから長い間、僕らの生活、社会そして文化にまでとてつもない影響を与えるだろうからだ。

僕が本当に驚いたのは、YouTubeを創設した若者達の意図から離れて、この地球上の膨大な人たちがビデオを作り、聴くことによって自ら進化しつづけていることだ。メディアの旧勢力はこの特異な現象に不安を抱いているだろう。誰もYouTubeがどこに行くのかわからないからだ。しかし、ひとつだけはっきりしていることがある。それは、このゲームの主役は限られたプロ達ではなく、ウェブ上のこの新しい仕組みを使って地球上でつながった数え切れない人たちだということだ。


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