TIME誌で知る世界の時事ニュース
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タイに忍び寄る「死の影」
【広がるイスラムの狂気?】

イスラムとローマ法王

つい先日ローマ教皇のトルコ訪問を取り上げて少し西欧とイスラムとの和解の動きが出てきたとお伝えしたばかりだというのに、最近イスラムにまつわる血なまぐさい事件やテロが世界中で話題になることが多くなった。これは9/11以後イスラムが注目されるようになったからなのか、それとも本当にイスラムによるテロが増えているのか、未だわからないことが多いのが現実だ。タイもそのひとつ。

タイ南部パタニ県などで5日から6日にかけ、イスラム教武装勢力によるとみられるテロが相次ぎ、警察官ら11人が死亡した。クーデターを受けて10月に発足したタイ暫定政権は南部の治安回復を公約しているが、成果は上がっていない。南部では04年1月から武装勢力と治安当局の衝突で1600人以上が死亡している。(12月6日毎日新聞)

一体、タイで何が起こっているのだろうか?

タイとイスラム】

タイの死の影

12月4日号のタイム誌「死の影に」("IN DEATH'S SHADOW")というタイトルでタイ南部で拡大している新興イスラム武装勢力に光を当てている。

A TIME investigation sheds lights on the growing strength and radicalism of the new breed of Islamic militants fighting in southern Thailand

タイム誌によると、タイ南部では最近、旧来のイスラム勢力よりも冷酷無比な新しいタイプのイスラム武装勢力が力を増してきたというのだ。彼らは何々組織とかではなく単にタイ語で"juwae"、英語で"fighter"と呼ばれているそうだ。

そしてこの新興イスラム勢力にスラユット暫定首相は手を焼いている。12月2日に首相は現地を訪問してタクシン前政権に誤りがあったと謝罪し、対話路線を打ち出し、南部問題解決に本腰を入れているとの報道がなされているが、実際には対話を拒む新興勢力になす術がないのが実情なのだ。

まだまだタイ南部のイスラムを巡る混乱は続く。

【イスラムとどう向き合うか?】

シーア派とスンニ派を中心にテロの報復合戦となり、泥沼化するイラク情勢。同じくイスラム同士の対立が続くレバノン。核開発に突き進むイスラム国イラン。そして東南アジアでもイスラム過激派によるテロがタイ南部だけでなく、インドネシアなどいたるところで頻発している。

一体、これからイスラムとどう向き合っていくのか。日本も対岸の火事ではない。市民レベルでも国家レベルでもこの異邦人とどう付き合っていくのか真剣に考えていくことが求められている。

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テーマ:国際ニュース - ジャンル:ニュース

タイを巡る疑心暗鬼
クーデター後の動き】

タイでは、9月19日の軍事クーデター後の動きが活発になってきている。

スラユット暫定首相

クーデターで軍が実権掌握後に就任したタイスラユット暫定首相は、プミポン国王の承認を受け暫定内閣を9日発足させ、10日、初閣議を開いた。民主政権が発足するまで1年間の暫定政権となる。
副首相兼財務相にはプリディアトーン前中央銀行総裁を起用するなど、経済人や官僚、学者らの実務家を多数登用した。(10月10日付読売新聞)


※写真はスラユット暫定首相

民主政権が発足するまでのつなぎ内閣とは言うものの、まだまだ内外のタイを見る目は疑心暗鬼に包まれているようだ。

【国民総幸福?】

タイの軍人

10月16日号のタイム誌NoteBook欄にその疑心暗鬼を示す記事が載っている。題して「国民総幸福」("GROSS NATIONAL HAPPINESS") 。何ですか、それ?

タイム誌によると、軍人出身の暫定首相のスラユット氏が自国製品を買って自前の経済を目指すことで、国民の幸福にコミットすると語ったことを揶揄してつけたのがこの「国民総幸福」というタイトルなのです。

Interim Prime Minister Surayud Chulanont, a former general installed by the junta on Oct.1, began his tenure by publicly committing himself to the "people's happiness". But Surayud's definition of happiness, which emphasizes "self-sufficient" economic practices over GDP growth, and consumption of local goods over foreign products, worries some economists and investors - particularly since more than 60% of Thailand's economy depends on exports.

タイ経済は6割を輸出に依存する経済構造が出来上がっています。軍人としては立派なのかもしれませんが、経済にはずぶの素人のスラユット首相のこの発言にエコノミストや投資家は不安を募らせているのです。
タイム誌が言うように、海外の依存度が高いタイでは自国製品購買などを奨励しなくても、石油価格が下がれば十分国民総幸福度は高まるのではないでしょうか。

そしてタイ国暫定首相が先ずやるべきことは、できるだけ早く選挙を実施して民主政治への復帰を図ることです。それが唯一投資家の信頼を回復し、国民の幸福につながる道だと思いますが、みなさんはどう思われますか?

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