TIME誌で知る世界の時事ニュース
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マハティールは何処へ行く?
【突然の心臓発作】

あの有名なマハティール前首相が倒れたというニュースが飛び込んできた。

マハティール氏

マレーシアマハティール前首相(81)が9日午前、軽い心臓発作に見舞われて緊急入院した。病院関係者と二男のモクザニ氏がロイターに明らかにした。
マハティール前首相は2003年に引退するまで、22年間にわたってマレーシアの首相を務めていた。モクザニ氏によると、同前首相の容態は安定しているという。 (11月9日付ロイター)


最近、後継者のアブドラ首相を舌鋒鋭く批判していたあの元気なマハティール氏が倒れたなんて・・・・・病状が軽いことを祈っています。

【引退なんて何処吹く風?】

11月6日号のタイム誌「引退とは縁がない人」("Not the Retiring Type")というタイトルで、引退後の一時の沈黙を破って国の未来について後継首相を罵倒し始めたマハティール氏について取り上げている。

Malaysia's former leader, Mahatir Mohamad, is taking on his successor in a rancorous fight over the future of the nation

マハティール氏は81歳。普通の人ならもうとっくにご隠居さんになっている歳だが、この方はまだまだ引退なんて何処吹く風、タイム誌のインタビューでもアブドラ首相をこきおろして元気いっぱいだった。日本では少しスケールは小さいが中曽根元首相というところか。

本人が語るように、数々の巨大プロジェクトを進めてマレーシアを今のような産業国家に仕立て上げた功績は確かにある。そして目先の10年、20年ではなく、100年後を見ながら国家建設をしてきたというのも真実だろう。

When I do things, I think very far ahead, not 10 years, 20 years, [but] 100 years ahead.

しかし、より開かれた形でのグローバル経済のうねりの中、マハティール時代にマレーシアの影の部分、すなわち権力者の腐敗や身内びいきがはびこってきたのも事実なのだ。外国からの投資はそれらの影の部分に敏感に反応して最近減少している。

Festering problems like corruption, cronyism and nepotism have contributed to a drop in foreign direct investment in Malaysia - down 14% last year.

【本当に国を憂うなら】

不正を糾し、より平等なマレーシアを創るというスローガンのもとに国民の圧倒的な支持を得たアブドラ首相。その後、改革が遅々として進んでいないのは責められるべきかもしれないが、だからといって前任者がそれを罵倒することが問題の解決になるのだろうか? はなはだ疑問だ。
アブドラ首相



※写真はアブドラ首相

それどころかマハティール氏の今までの素晴らしい経歴に傷がつくことになるだけではないだろうか。マハティールさん、もう任せましょう。アブドラ氏のためにも、マレーシアのためにも、そして何よりあなた自身のためにも。

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