TIME誌で知る世界の時事ニュース
「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。TIME誌へ投稿もします。
TIME誌で知る世界の時事ニュース
博多っ子イラスト

「TIME誌で知る世界の時事ニュース」は週に一度は世界的な週間雑誌TIME誌を題材にした記事を博多っ子の独自の視点で解説・提供するニュース発信ブログです。

さらに二週間に一度程度、タイム誌に筆者の意見を投稿し、ブログにも投稿内容を掲載します。 (6月26日号7月31日号に続き、10月30日号のタイム誌にも五度目の投稿文が掲載されました)

英語学習者の皆さんで、「タイム誌に挑戦したいけど、難しくてとっつきにくい」と思っておられる方。是非、このブログをご覧になって「英語を学ぶ」楽しさとはひと味違った「英語で」世界の動きを知るというワクワクするような体験を味わってください。 (ただし、このブログはタイム誌の記事を翻訳するブログではありません。タイム誌の記事を織り交ぜながら筆者のその記事に対する見方を紹介しています)

もうひとつタイム誌はiPodを使った「タイムマガジンポッドキャストフォージャパン」("TIME Magazine Podcast for Japan")というサービスも提供しています。iPodをお持ちの方はそれも活用されると効果倍増です。

それでは今日の話題をお届けします。

コメント、トラックバック歓迎しますので、どうぞよろしく。(ただし、一旦お預かりして不適当だと判断するものは削除させていただきます)


(注-1) タイム誌への投稿文(英文)は、別建のブログ「Newsletter from Fukuoka」に掲載しています。

(注-2)姉妹ブログとしてタイム誌以外にも今話題のニュースと博多っ子の意見を配信する「博多っ子の元気通信」ブログもよろしくお願いします。


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テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

変わる米国市民意識−環境にやさしい庭作り
【変わる米国人の意識】

小さな変化ではあるけれど、米国人の意識が変わり始めていることを予感させる記事が目に留まりました。

5月5日号タイム誌の環境トピック(Going Green)に、 「庭をどう育んでいくか?」("How Does the Garden Grow?")と題して庭が緑に包まれていても必ずしも環境にやさしいわけではないという問題提起をしています。

いったい、どういうことなんでしょうか?

【物量作戦からの脱却】

アメリカの庭

アメリカ人の中流家庭では庭にスプリンクラーを設置して、決まった時間に水を大量に散布するのは常識です。驚くべきことに生活用水の50%以上が庭の水撒きに使われているのです。

さすがの浪費好きのアメリカ人も、最近の地球温暖化の報道などを知ってこういうことではダメだと思ってきたのでしょう。ゼリスケーピング("xeriscaping")という水や化学肥料を極力使わない庭造りが最近流行っているとのこと。(ちなみにxeriとはギリシア語でdryを意味するxerosから来ています)

その手法の例を写真の番号順にご紹介しましょう。

1.先ずは芝生エリアの制限(ration your turf)。水を大量に使う芝生は必要最小限に。

2.次はマルチング(Mulching)。植物の周りに石や木屑を置いて水分の蒸発を防ぎます。

3.ドリップ・エミッター(drip emitter)の活用。霧状の水を放出する器具のこと。日本ではあるのでしょうか?

4.堆肥の活用。


【先人の知恵】

アメリカにいたときに、砂漠であれ、都会であれ、大量の水を散布することで成り立っている庭を見たときに、「こんなやり方はいつまでも続かないだろう」と思っていました。日本もアメリカ礼賛が長く続きましたから、同じようなものかも知れません。最近、中国の郊外でもアメリカ的なマンションが林立し、スプリンクラーのある庭が成功のシンボルのようになっているそうですが、 気候変動や資源枯渇が現実に人類の未来を脅かし始めた現在、人々の価値観も大きな軌道修正が求められています。大量浪費社会のアメリカで一般市民に少しでもその兆しが出てきたのであればうれしい限りです。

龍安寺の石庭

それにして、このゼリスケーピング("xeriscaping")という新語、タイム誌はdry landscapingと解説していますが、これって日本では水のない庭園「枯山水」としてはるか昔の平安時代にその様式が確立されています。

※写真は有名な枯山水「龍安寺石庭」

環境にやさしくといった意識ではなかったにしても、水利のよくない都市地域で発達した枯山水の精神は少ない資源を大切に使う日本の先人達の偉大なる知恵を感じさせます。日本はまだまだ世界に貢献できる素晴らしい価値観を沢山持っているのです。 みなさんはどう思われますか?

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テーマ:アメリカ生活 - ジャンル:海外情報

「もったいない」精神を生かせ!
【タイム誌への投稿】

4月28日号タイム誌の記事“The Japanese Way”について4月29日に投稿しましたので公開します。

Below is my comment on the article of “The Japanese Way”, TIME dated on April 28, 2008.

もったいない精神

Is it true that Japan still have a mentality of “Mottainai” as your article praised us? Yes, actually many world-class Japanese manufacturing companies keep it as their corporate ethic for survival to satisfy egoistic Japanese consumers who want the most advanced and energy-efficient gadgets in the world by providing them with incessant innovative approaches and less resource. However, with American consumerism deep in people’s minds and behaviors, I must admit that many Japanese consumers have been spoiled by such excellent companies for a long time and as a result of it, they forget about “Mottainai” spirit.

In order to seriously win the fight against climate change, Japanese consumers must regain their own sense of humility and try hard to prevail “Mottainai” spirit not only to wasteful Americans but also to the people all over the world.


【拙訳】

貴記事が褒めるように本当に日本は「もったいない」という精神をまだ持ち合わせているのでしょうか?はい、確かに多くのワールドクラスの日本の製造業では、生き残りのための企業倫理として保持していて、絶え間のない革新的な手法と少ない資源を使って、世界で最も進んだエネルギー効率のいい製品を作ることで、我儘な日本の消費者を満足させています。しかしながら、アメリカの消費者主義が未だに深く蔓延している中で、日本の消費者は長い間そのような優秀な企業に甘やかされてきた結果、「もったいない」という気持ちを忘れてしまっていると認めざるを得ません。

気候変動に本気で立ち向かっていこうとするなら、日本の消費者は謙虚な気持ちを取り戻して、無駄遣いの多いアメリカ人だけでなく世界中の人々に「もったいない」精神を広めるべく一生懸命努力すべきです。


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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

パイロットが逃げていく?ー米国航空事情
パイロットの決断】

US AIR

アメリカの国内線から熟練パイロットがいなくなる?そんな心配が出てきているという記事が4月21日号タイム誌「国際線出発」("International Departures")というタイトルで掲載されているのが目に留まりました。その記事によると、米国国内線の労働環境に幻滅したパイロットたちが海外に逃げ出して、米国の航空会社はパイロットの奪い合いになっているとのこと。

International Departures ---- Disillusioned U.S. airline pilots are heading overseas, leaving domestic carriers scrambling

いったい、アメリカの航空界で何が起きているのでしょうか?

パイロットの大量のシフト】

エミレーツ航空

端的に言うと、アメリカの航空会社からアラブやアジアの航空会社へ大量にアメリカ人パイロットが移籍しているということです。そのひとつがドバイエミレーツ航空なんと、過去4年間に100人近いアメリカのパイロットエミレーツ航空に移ったとのこと。これは凄い。

なぜか?もちろん待遇の違いです。合併や経営統合を繰り返し、従業員は疲弊、トップは次々と変わる米国の航空会社に比べ、エミレーツ航空等の航空会社は給与はいいし、休暇もたくさん、送り迎えはリムジン、さらには経験あるパイロットとして尊敬も集める。こんなに違えば誰でも移りたくなるでしょう。こんな好条件でアメリカのパイロットを雇おうとしているのはインド中国も同じです。

【航空界のグローバリゼーション】

米国は民間も軍事も含めて、もともと世界のパイロットの養成場所として有名なのですが、教える側のパイロット経験者も教わる側の若手パイロット候補者も人手不足になっているのです。

The U.S. is still the world's pilot training ground, but the pool of young talent is drying up.

では今年12千人と見込まれる米国の新規パイロット需要はどうやってさばいていくのでしょうか?しわ寄せは、大手航空会社からパイロットを引き抜かれるPinnacleComairといった地方航空会社に行こうとしています。

地方航空会社は窮余の策として、航空学校の新規卒業者の手当ての増額や経験のあるパイロットのフライト時間の削減で調整しようとしているのです。あるいは現有パイロットの超過労働につながって空の安全に支障が出る可能性も出てきます。

グローバリゼーションの進展がもたらした思わぬ事態に米国の航空業界は四苦八苦しているのです。果たして、日本の航空業界に波紋が広がることはないでしょうか。日航さん、全日空さん、よろしく頼みますね。

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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

パイロット不足と米国の空の安全
【タイム誌への投稿】

4月21日号タイム誌の記事“International Departures”について4月22日に投稿しましたので公開します。

Mobilization of U.S.airline pilots from domestic carriers to overseas is one of the unexpected results from globalization. It is also similar to the Japanese star baseball players leaving Japan for the Major leagues in the U.S. seeking for much higher pay. In a global economy, money speaks everywhere and with good reason.

The trouble is that if the outflow of experienced pilots from the U.S. should be a major trend, many American passengers may have some uneasiness about the safety of domestic flights. To get rid of their anxieties, U.S. airlines as well as the aviation authorities should try hard to recover the social and mental status of domestic pilots by raising their salaries and reducing their stress and fatigue caused by overwork. Otherwise, U.S.carriers would become the least safe vehicles in the world.


【拙訳】

米国パイロット達が国内の航空会社から海外に出て行くのは、グローバリゼーションがもたらす予期せぬ結果のひとつだ。それは日本のスター的な野球選手が高給を求めて米国のメジャーリーグに移籍すべく日本を離れていくのに似ている。グローバルな経済のもとでは、どこでもマネーがものを言うのも当然なのだ。

問題は、米国から経験を積んだパイロットが流出することが大きな流れになって、多くのアメリカの乗客たちが国内のフライトの安全性に懸念を持つことだろう。そういった不安を取り除くためには、米国航空会社と航空当局はパイロットの給与を上げて、過労から来るストレスや疲れを減らすことで彼らの社会的地位や精神状態を回復するよう全力で取り組むべきだ。そうしなければ、米国航空会社は世界で最も危険な乗り物になるだろう。


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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

本物の食糧危機−アジアの米騒動
アジアの米騒動】

ここ数週間、テレビや新聞でアジアの米争奪に関するニュースを頻繁に目にするようになった。つい先日も、主食の米を輸入に頼るフィリピンで市民による米騒動が頻発しているとの報道がNHKニュースで取り上げていた。一体、アジアの米に何が起こっているのだろうか?

バングラデシュ

折りしも、4月21日付タイム誌「穀物がない、大きな痛み」("No Grain, Big Pain", page 32, TIME dated on April 21, 2008)というタイトルで、インドからフィリピンまでアジアの主要作物の価格が急騰、食料不足の広がりに懸念が高まっているとの記事が掲載されていた。

No Grain, Big Pain ---- From India to the Philippines, the price of Asia's most vital food is skyrocketing, setting off worries of widespread shortages. What's causing Asia's rice crisis, and will it get worse?

【単純ではない背景】

インドネシア・ジャワ島の米生産者

アジア、特にタイ、ベトナム、バングラデシュ、インド、パキスタン、そしてフィリピンといった国々にとって米は主食であり、食文化そのものだ。日本も例外ではない。そんな貴重な食べ物だからこそ、自国への最近の穀物価格急騰の影響を少しでも和らげようと各々がなりふりかまわぬ対策を講じ始めたのだ。そのひとつが米輸出国の輸出規制。世界第二の米輸出国ベトナムやタイ、そして中国までもが米の輸出を大幅に規制し始めたのだ。そういった動きが米を輸入に頼るフィリピンやバングラデシュを直撃した。

しかし、米不足の原因はそれほど単純ではない。需要サイドでは中国やインドといった急速な経済発展を遂げ豊かになりつつある国々の米需要の増加、供給サイドでは旱魃などの気候変動、ベトナムでのペストの流行、さらにはエタノール燃料への穀物使用などが米価格高騰の背景にある。そして、さらにはグローバリゼーションの進展によってインドなどかつては米取引を統制していた国が自由な価格による国際市場での米取引を認め、高値で買ってくれる相手に売るようになっていることも価格高騰、米不足の背景になっているのだ。

【行き過ぎる人間活動】

ここ数年、人間活動が地球という閉ざされた環境の中ですでに「行き過ぎてしまった」のではないかという懸念を強くしている。希望を失ってはいけないが、1972年に発表されたローマクラブの「成長の限界」から既に36年。当時そしてその後修正された資源や人口、食料、環境といったシュミレーションがひとつひとつ現実のものになってきているのだ。7月の洞爺湖サミットで協議される地球温暖化、気候変動問題しかり、枯渇する石油や希少金属の価格高騰、経済のグローバル化で顕在化しつつある各地の水不足、止まらない発展途上国の人口爆発などなど。それぞれの要因が複雑に絡み合い、世界を大きく揺さぶっているのだ。

アジアの米不足もそのひとつであり、この米を巡るゼロサムゲームを一挙に解決する特効薬は存在しない。それどころか世界の他の地域に比べればまだ経済発展に成功しているアジア食糧危機が深刻化すれば、アフリカなどの最貧国への悪影響も懸念されるだろう。さらには、世界中で食物をめぐる政情不安、国同士の対立に波及するのも時間の問題だろう。

7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で食料難と地球温暖化の関係が「深刻な問題」として議題に取り上げられる見通しとなったとの報道があったが、日本をはじめとする先進各国が国際機関と協調して、米や穀物の価格高騰への迅速な対応を協議、実行すべきだ。

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テーマ:アジア - ジャンル:海外情報

五輪効果−ロンドン・北京空港比較考
【乗客の不満と空港建設】

ヒースロー空港

国際線での長いフライト。窮屈な席、まずい食事、B級映画。どうやったら、こんな不満をぶつける乗客を癒すことができるでしょうか?

ひとつの解決策は空港でしょう。より広くて、スタイリッシュで、便利なターミナルがあれば航空会社は、不満だらけの乗客にフライトを待つ間のつかの間の満足を提供することができるのです。

そしてそんな空港を創るベストタイミングは? ずばり、オリンピックです。

ロンドンと北京】

4月7日号タイム誌「Come Fly with Me」と題して、ロンドンと北京に有名建築家の手による効率よく使いやすい斬新な空港が出来ているという記事が掲載されています。

Come Fly with Me. Starchitect-designed terminals in London and Beijing stake stylish claims for comfort and efficiency

ヒースロー第五ターミナル

先ず、ロンドン・ヒースロー空港。年間7千万人の乗降客をさばく欧州ナンバーワン、世界第三位の民間空港は、老朽化した4つのターミナルのおかげで(?)荷物紛失や長い待ち時間などの理由ではその悪名が高かったのですが、2012年のロンドン・オリンピックに備えるため86億ドル(八千六百億円)の巨費を投じて第五ターミナルを建設、3月27日にオープンしました。

この第五ターミナルは、ポンピドーセンター等数々の著名な建築を手がけたイギリス人建築家リチャード・ロジャース氏(Richard Rogers)の設計で、176メートルもの幅をもつ白い鋼鉄製のアーチ式の斬新な屋根で有名です。この広大な屋根に覆われた広いスペースをフル活用して乗客が快適にチェックインや買い物、休息、移動ができるようになったのです。

北京空港

そして北京。こちらは今夏のオリンピックに対応するため、ロジャース氏ともかつてチームを組んだことのあるイギリス建築家ノーマン・フォスター氏の手によって、ヒースロー空港の5つのターミナルを束ねたよりも大きな、これまたアーチ式の屋根を持つ第三ターミナルを36億ドルの巨費を投じてオープンしています。

Almost 2 miles(3.2km) from end to end, Terminal Three is the largest building in the world, bigger than all five Heathrow terminals put together.

これにより、北京空港はそれまで32百万人の処理能力に対して52百万人の乗降客だった状況を解消、82百万人の処理能力、航空機は年間242千機から500千機の発着が可能になりました。この年末には北京空港ロンドンを抜いて世界第二の空港にのしあがると見込まれています。

【大競争時代の空港】

この2つの空港を見ていると、国営であれ民営であれ、オリンピックという国際的イベントをいかに最大限に活用しているかがわかります。さらにこの10年余りの経済のグローバリゼーションの大波の中で、航空機による移動も大幅に増え、人とマネーを呼び込むためには巨大空港の存在がますます重要になってきていることを実感させます。

ひるがえってニッポン。地方自治体同士の張り合いで乱立する弱小な地方空港の乱立と空港への外資参入も頑なに拒否する国土交通省の旧態依然たる航空行政が日本の空港事情を世界の孤児に貶めようとしています。かろうじて成田空港が35百万人の旅客数で世界23位(2006年)。関西空港は24時間稼動とは名ばかりで真夜中から明け方までは実際の航空機発着は皆無との話も聞きます。使用料が高く、接続も悪い空港に海外の航空会社がそっぽを向くのは当然でしょう。

これも、英国エコノミスト誌が揶揄する「JAPAiN」の象徴的な例なのかもしれません。ニッポン政府は、未来の展望も国策もなく、このままどこに国民を連れて行こうとしているのでしょうか。

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食料高騰−怒りの空腹
【タイム誌への投稿】

3月31日号タイム誌の記事“A Furious Hunger”について3月27日に投稿しましたので公開します。

A Furious Hunger

After reading your article of “A Furious Hunger”, I felt that something extraordinary bad is happening and there seems little way out to solve it. Because the major causes of rocketing food prices are awfully interrelated with each other such as the climate change, population explosion, the sharp rise of oil prices, the boom of biofuels straining food supplies and so on. In addition, there seems to be a desperately growing gap between the fury by the hungry poor in some countries and the total indifference to them by the rich filled with abundant food at home. Unless the rich have the common feeling of “clear and present danger” on food with the poor and take some bold actions to fill the gap, they should know that the food shortage would soon retaliate against them. I am not the exception, living in the country of repletion, Japan.

【拙訳】

「怒りの空腹」という貴記事を読んで感じたのは、とてつもなく不吉なことが起こりつつあり、解決の手立てはなさそうだということです。何故なら、食料価格が高騰する原因には、気候変動、人口爆発、石油価格高騰、食糧供給を脅かすバイオ燃料ブームなどが深く絡みあっているからです。さらには、いくつかの国の貧しく飢えた人たちの怒りと、十分な食べ物を手にしている金持ち達の無関心の間にあるギャップが絶望的に大きくなっていることもあります。食べ物について、金持ちが貧しい人たちと「今そこにある危機」という共通認識をもって、そのギャップを埋める大胆な行動を取らない限り、いづれ自分達も食料不足というしっぺ返しを受けることを知るべきでしょう。飽食の国、日本に住む僕も例外ではありません。


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テーマ:アジア - ジャンル:海外情報

凋落する日本の大学−少子化と国際競争力不足
【見放される大学】

慶応大学

今、日本の大学は試練のときを迎えています。優秀な学生達はあまりにも魅力のない授業や教授陣などに愛想を尽かして日本の大学に行くのをやめて、海外に流出しています。

そんな実態を反映して、多くの大学で入学者は減り、授業料収入は激減しています。日本の大学の40%近くが定員割れを起こし、授業料の値下げや学校同士の合併を余儀なくされている大学も出てきているのです。3月17日号のタイム誌「学級閉鎖」"Class Dismissed"で、日本の大学の現状が採り上げられました。

Education experts say that nearly 40% of universities and colleges can't fill student quotas, forcing some schools to relax admission standards and others to merge or close.

一体、日本の大学に何が起きているのでしょうか?

【少子化より深刻な問題】

もちろん、その大きな理由は少子化です。OECDの調査によれば18歳の学生数は1990年から2007年の間に35%も減少し、2百万人から1.3百万人と70万人も減っているのです。そのおかげで(?)、選り好みさえしなければ誰でも入学できる「大学全入時代」になっているのです。

Educators have a phrase for this phenomenon: daigaku zennyu jidai, which literally means " an age when all are aceepted to college."

しかし、日本の大学はもっと根が深い問題に直面しています。それは国際競争力の喪失です。日本の大学のレベルは国際的には三流とさえ言われているのです。

その端的な証拠として、世界中の大学の評価を毎年出している英国の有力な調査報告"Times Higher Education Supplement"の2007年版によると、トップ100の大学のうち、米国37校、英国19校に比べて日本の大学は4校しか入っていないのです。

【現状打破に向けて】

こんな実態を憂えて、一部の大学では「改革」も始まっています。日本のハーバードと言われる東京大学は米国のYale大学と提携して、英語での授業を増やしたりしていますし、早稲田大学では国際教養学部を創り世界各国から優秀な学生を集めて成功しています。

しかし、今まで関税や非関税障壁で守られて来た農業や非効率な産業分野と同じく、多くの日本の大学当局、教授たち、そして文部科学省は、未だ危機意識に乏しいのではないでしょうか。世界中の知性が最も競争力があり、最も快適な場所を求めて瞬時に集まるインターネットの時代に、日本の大学はこのままでは、ますます孤立を深めていくのではとの懸念を抱くのは僕だけでしょうか?

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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

中国の小行軍−郊外化の先にあるもの-その2
【タイム誌への投稿】

2月25日号タイム誌の記事「China's Short March」について3月5日に投稿しましたので公開します。

080225TIMECover

After looking at the photos of your article, I was appalled to know that the impact of China’s Short March seems to be enormously bigger than any suburbanizations that had happened in many advanced economies, especially Japan and the United States for the last several decades.

If this kind of rapid suburbanization spreads all across China, more and more people in the middle and upper class will commute by their own cars between homes and offices, use air conditioning at home and water for gardening with emitting vast amount of carbon dioxide and to shortening the water supply, resulting to accelerate global warming in the near future.

However, we, as the citizens of the advanced economies, can’t blame them simply for high carbon emissions since we have done the same kind of behaviors in the past. Instead, we should give them some advice, technical and financial support to prevent them from going to catastrophe together with us.


【拙訳】

貴記事の写真を見て、中国の小行軍のインパクトは過去数十年にわたって日本やアメリカといった多くの先進国経済で起こった郊外化よりもはるかに大きいということに本当に驚きました。

もしもこれほどの郊外化中国全土に急速に広がっていくならば、中流そして上流階級の人たちがますます自宅とオフィスを自家用車で通勤し、家ではエアコンを使い、庭には放水をすることで大量のCO2を排出したり、水不足を招いたりして、近い将来には地球温暖化をさらに加速させることになるだろうということです。

しかしながら、先進国の市民であるわたしたちは過去に同じような過ちを犯してきたのでCO2の排出が多いからといって中国を責めることはできません。その代わり、一緒に破滅に陥らないようにアドバイスしたり、技術や資金支援をすべきなのです。


《参考》

残念ながら今回の投稿文は読者の一意見ということだけでタイム誌への掲載のための一次審査の対象にはならなかったようです。残念。以下はその旨のタイム誌からの返信でした。


Dear TIME Reader,

Thank you for letting us hear from you. The editors appreciate the interest that prompted you to write, and they have made attentive note of your comments. We hope that you will continue to share your thoughts with us.


Best wishes,

TIME Letters


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